2011年8月24日水曜日

イノウェイ事件にみる「スタンドアローン コンプレックス」(鬼女最強!)

グーグル先生の急上昇キーワードに、見慣れない人物の名前が挙がっていた。
どーやら、今話題のフジテレビの社員らしい。

この人が何をしたかと言うと、ツイッターでつぶやいた一言が鬼女さんたちの怒りを買ったようである。

そこからの展開がすごいw

フェイスブックの写真から、ベンツのボンネットに映り込んだわずかな景色から自宅の部屋を特定され、さらに、芋づる式に、視聴者プレゼントを横流ししてヤフオクに出品するなど、ネット上の記録が全て晒されてしまったw
(映り込んだ建物の画像解析など、ブレードランナーばりである)

この社員は全ての記録を削除したが、すでに全てキャプられていた。
(一度ネットに公開された情報は完全には消去できない)

ネットでは、
無駄に、情報収集能力と、経済力と、行動力と、購買力がある。
それが鬼女様なんじゃよ。敵に回すと恐ろしいねらーのなかでも、最も実力行使する方々じゃて。
との意見があった。同感である。

今回のフジテレビ社員への一連の追い込みを見ると、改めて、鬼女さまの恐ろしさが判る。

鬼女関連の記事を見るたびに、彼女らこそ「スタンドアローン コンプレックス」(独立した集合体)を地で行く存在なのでは、と思う。

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攻殻機動隊シリーズについて俺が好きなのは、こういう空気感と言うか「概念」や「状態」みたいなものに対する予測が割りと正確なところだ。

つまり、ネットで繋がっているのが当たり前の世界では、人々の考えや発想、そして行動原理までが「こうなる」だろう、と。

テクノロジー(電脳、義体化 etc.)に関する表現はSFとして楽しめるところだが、情報ネットワークが社会インフラとなった世界についての表現は、今は、リアリティとして感じられるところが、感心する。

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少し前になるが、「旧世代プログラマの弱点?」と「次世代プログラマの弱点」と言うブログの記事を読んだ。

要約すると、開発環境が便利になって、こんなヌルいプログラミングで良いのだろうか?と言う、漠然とした不安感みたいなことについて述べている。

例えば、ガベージコレクション(GC)が無い環境でプログラムを書いてきた人に比べて、GCが存在するのは当たり前の環境でプログラムを書いている自分(上記ブログの著者)を卑下しているようなものである。

「旧世代プログラマの弱点?」のコメントを見ると、若い世代に対する「テクノロジー」の使いこなし方について述べている。

これを見て「技術系の飲み会の話題だなぁ」と感じた。
ジェネレーションギャップをつまみに、「あの頃はぁ。。。」などど語るのである。

テクノロジーは今後も進歩する。プログラミングに関する状況はこれからも益々楽になるだろう。

で、ヌルい環境でヌルいプログラムを書くヌルいソフトウェア技術者になるのか?

それは違う。生産性が向上した分、他の事をすれば良いのである。

楽になった環境を当たり前の事として、何ら疑問に思わずに、それを土台・基礎として、さらに別の事を考えれば良いのである。

長い間プログラマを生業としていれば、様々なテクノロジーの変化を目の当たりにしているだろう。
だが、それはだたの歴史だ。史実を知っていたに過ぎない。

だから若い人たちは、そんな先輩たちにビビる必要は全く無いのである。

そして、ネットワークは社会インフラとなり、メモリーリークを気にしなくても良い環境で、全く新しいサービスを生み出すソフトウェアを書けば良いのである。

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この記事のタイトルからは、少し離れてしまったが、ここ最近の思うところを吐き出してみた。

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