2021年8月24日火曜日

ジムニーのフロントスピーカー交換 Day2(完結編)

さて前回は P1000K を魔改造して、126mm で固定できるようにした。

今度こそと思い、再度取り付け作業を行なった。

運転席側のサイドステップ、スピーカーカバーを外す。
T型コネクタで P1000K を接続して、インナーバッフルボードと共に車体に固定する。

おぉ、ちゃんと上下の M6 ビスが締まる(あたりまえ)
と言うことで、無事 P1000K がジムニーに取り付けできました(パチパチ)

運転席側に取り付けた P1000K

続いて、助手席側の取り付けを行なう。

運転席側と同じく、サイドステップ、スピーカーカバーを外す。

助手席側の純正スピーカー

取り外した助手席側の純正スピーカー(T型コネクタ)

助手席側に取り付けた P1000K

 と言うことで、助手席側も無事 P1000K の取り付けができました(パチパチ)

テスト的にちょっとだけ音を出してみた感じでは、高音が良く出ている印象。
これまで純正スピーカーでは少しだけ低音を持ち上げていたが、イコライザーをオフにして一旦フラットな状態に戻してみた。この状態でしばらくは様子を見ようと思う。

エージングを兼ねて色々な曲を再生してみようと思う。
P1000K が馴染んで、音が出てくるようになったら、場合によってはデッドニングをするかもしれない。
メインスピーカーを P1000K として、今後低音と高音をどうするかを考えてみようと思う。

これから車内で P1000K の音を聞くのが楽しみ♪


ジムニーのフロントスピーカー交換(魔改造編)

 うちのジムニーくん(JB23W-10)のフロントスピーカーのネジ穴間の距離が 116mm だと思ったら 126mm だったことが判明したのが、前回。

フォステクス P1000K のネジ穴間の距離は 116mm。予定ではポン付けできるはずだった。

と言うことで、P1000K を 126mm で固定することになってしまった。
さて、どうしたものか……

P1000K のフレームの対角のネジ穴間の距離は 116mm なので、このネジ穴をキレイに残した状態で取り付けるのは無理だろうと判断して、任意の位置でネジの締め付けができるように楕円のネジ穴っぽくすることにした。
四角いフレームの2ヵ所の角を切り飛ばして、ネジ穴を楕円にした。

P1000Kのネジ穴を楕円にした

また、インナーバッフルボードと P1000K の密着性を高めるために、フレームの裏側に防振性のあるスポンジテープを貼り付けた。

P1000K のフレーム裏にスポンジテープを貼った

M6 ビスに大き目のワッシャを使ってなるべく広範囲でフレームを抑えるようにした。
(対角の2ヵ所のビス止めでしかスピーカーを固定できないので)

P1000K が 126mm で固定できるようになった

よーし、これでようやく P1000K がジムニーに取り付けられるようになった(はず) 

(続く)

 

魔改造について

P1000K を色々と魔改造してしまいました。フォステクスさん、オーディオファンの皆さん、ごめんなさい。

自分はただ P1000K をジムニーの車内で鳴らしたらどうなるかなぁと言う期待と好奇心を満たしたかっただけなんです。


2021年8月23日月曜日

ジムニーのフロントスピーカー交換 Day1(敗北編)

 さて、事前の段取りを済ませた P1000K の取り付けを行なった。

JB23Wのサイドステップの取り外し(運転席側) 

まずはサイドステップの端を少しずつ持ち上げて3か所のフックを外すと、全体が外れる。
続いて、足元のスピーカーカバーの中央にあるクリップを+ドライバーでひねってロックを解除してからカバー全体を浮かせるとカバー全体が外れる。

スピーカーカバーを外すとフロントスピーカーが現れる。

JB23Wの純正フロントスピーカー(運転席側)

固定されている上下の M6 ビス2本をゆるめて、スピーカー本体を取り外す。

純正スピーカーとフォステクス P1000K との比較など:

純正スピーカー(左)とフォステクス P1000K(右)との比較

磁石のサイズが全然違う その1

磁石のサイズが全然違う その2

JB23Wの純正スピーカーのT型端子 その1

JB23Wの純正スピーカーのT型端子 その2

取り付けビスの長さ:純正ビス(左)、M6 x 25(右)

P1000K をT型コネクタで接続

さて、大体のあたりを付けたところでインナーバッフルボードと一緒に取り付けを行なう。

……が、何故か付かないw
焦っても仕方がないので「ここは一旦持ち帰る」ことにした。

どうしてネジが締まらないのか? ポン付けできるはずじゃなかったのか?

取り外した純正スピーカーのネジ穴間を定規で測ったところ、なんと 126 mm だった。116 mm じゃなかったw

おかしいなぁと思いつつ、カーオーディオメーカーの取り付け情報を確認したところ、平成14年(2002年)1月に調べた情報だった。
これは推測だが、JB23Wジムニーのいつかの時点でネジ穴の距離が変更されたのかもしれない。

うちのジムニーくんは JB23W 10型のランドベンチャーである。
少なくとも JB23W の 10 型は 126 mm だった、とここに記しておく。

これもまた推測だが、トレードイン型の(つまり、ポン付け可能な)スピーカーを販売しているメーカーはこう言う情報を把握していると思われる。
「JB23W の 10cm フロントスピーカーの取り付けネジ穴の距離は、○型は 116 mm で、△型からは 126 mm」とか。
ただ、このような情報は自社の製品に反映するだけで良いので、一般に公開する必要もないし、外部公開した情報の正確性を維持する義務もない。

たまたま、ホームオーディオ用のスピーカーを取り付けようと考えた人(俺)がハマってしまっただけのことである。
最初からトレードイン型のスピーカーを使っていれば何の苦労もないw

……とまぁ、愚痴を言っていても仕方がないので、少し作戦を考えることにする。

(続く)


2021年8月22日日曜日

ジムニーのフロントスピーカー交換(選定~段取り編)

スピーカーの選定

さて、今回ジムニーくんはどんなスピーカーにしようかなあ、と考えた。

カーオーディオ各社で10cm型を調べると、ハイレゾ対応のセパレート型を各社で販売している。まあこの辺りが妥当(無難)だよなあと思いながらアマゾンで調べていると、1つのスピーカーが目に付いた。

フォステクス(FOSTEX)の「P1000K」だ。こちらはいわゆるホームオーディオ用の 10cm フルレンジスピーカーである。
フォステクスさんは、以前に昭島市に住んでいた時に近所に本社があり、知っている会社だ。
アマゾンのレビューを見るとオーディオ好きの皆さんが褒めていて、中には車に取り付けている人もいた。値段もお手頃だ。

ここで「ちょっと変わったことをやってみようかな?」と言うB型の血が騒いでしまった。
と言うことで、今回はホームオーディオ用の P1000K をジムニーのフロントのメインにすることにした。

ジムニーの音場整備計画ではフロントにはセパレート型として個別にツイーターを設置する予定なので、まずはフルレンジの P1000K だけでどこまでの音が出るのかを確かめてみようと思う。

段取り(事前準備)

今回は木製(MDF材)のインナーバッフルボードを使ってみようと思う。P1000K 2個と合わせてアマゾンでポチった。

続いて、主にネットで色々と調べた。諸先輩方のブログやカーオーディオメーカーの取り付け情報だ。以下、そのまとめ。

車両(ジムニー JB23W)

  • 純正スピーカーは直径 10cm、M6 のビス2本で車両の鉄板に直付け
  • インナーバッフルボードを使う場合は元々の M6 ビスでは短いので M6 x 25 が良い
  • 純正スピーカーの配線はT字型のコネクタで接続されている
  • カーオーディオメーカーの取り付け情報ではスピーカーのネジ穴の距離は 116 mm

スピーカー(P1000K) 

  • ファストン端子 205 型(+、-)
  • 以前はエーモンでファストン 205 型のギボシ端子を発売していたが現在は生産終了


そこでホームオーディオ用のファストン端子 205 型(オーディオテクニカ製)をアマゾンでポチった。また、ホームセンターで M6 ビス(M6 x 25、ステンレス)を用意した。

入手した P1000K の取説を確認するとネジ穴間の距離はちょうど 116 mm だった!
「これはイケる!ポン付けできるかもw」と喜んだ。

ところが P1000K のネジ穴に M6 ビスが通らないw
そこで、テーパーリーマー(エンジニア製、TR-01)と言う工具をアマゾンでポチった。これを使って P1000K のネジ穴を少し広げて M6 のビスが通るようにした。

また、P1000K を配線するためにファストン端子 205 型をT字型コネクタに変換した。
エーモンのスピーカー変換ハーネス(T型汎用、#2076)を用意して、先端をファストン端子に変更した。

以下、ここまでの様子。


入手した P1000K(赤い端子が+)

エーモンのコネクタを切って、ファストン端子を圧着する

長さが違うw

白線の付いたケーブル(T字の縦)が+

P1000K とテーパーリーマー

P1000K のネジ穴を広げる

M6 ビスが通るようになった P1000K

JB23Wのスピーカー取り付け情報

P1000K の取扱説明書

(続く)



おことわり

ホームオーディオ用のスピーカーを車載するにあたり、私は自己責任の上で本来の用途以外で使用しています。
一般に車載用スピーカーでは耐熱・耐寒・耐候性・耐振動などが考慮されていると思います。

本記事の読者が、記事の内容を参照/実行する際は、

  • 発生した全ての事象は読者の自己責任とする
  • 私、およびフォステクス社は一切の責任を負わない

これらの項目に同意できない方は実践しないでください。

また、

  • スピーカー本体や部品の脱落によって運転操作に支障がないこと
  • 電気配線の不具合などで走行中の停止や車両火災が発生しないこと
これらの項目に十分配慮して、必要な対策を講じてください。
必要な知識・技量の無い方は実行しないでください。
 

ジムニーの音場整備計画(おおげさ)

 愛車ジムニーくん(JB23W-10)、言うまでもなく音楽の視聴環境はあまり良くない。
ジムニーくんとは長い付き合いをするつもりなので、長い目で再生環境を整えるつもりだ。

ふわっとした計画の概要

今のところ、こんな感じで考えている。

フロント

ジムニーはいわゆるクロカン四駆であり、着座姿勢は通常の椅子に腰掛ける感じに近い。
そのため通常の乗用車の着座姿勢に比べて耳の位置は高くなる。
そこで、メインのスピーカーとは分離したツイーターのセパレート構成とする。

なお、ツイーターについては音の定位よりも空間の広がり感を重視しようと思う。
車内においては運転席・助手席ともに、どう頑張ってもスピーカーのセンター位置では試聴できないので、車内空間での広がり感とかキレイな残響などがあると良いなあと思う。
そこで現時点ではリボン型のツイーターをAピラーの割と上の方に設置できないかなあとぼんやり考えている。

ジムニー(JB23W)のフロントスピーカーは、ドアではなく車両本体側の足元の奥にある。
スピーカーのサイズは10cmなので、あまり下の方の周波数は期待できない。
そこで低音についてはサブウーファーに頑張ってもらうことにする。

リア

リアスピーカーは後席の足元になる。ただしジムニー(JB23W)の場合はリアスピーカーの位置に辿り着くまでに、後席を取り外したり、内装を剥がしたりと、色々と作業が大変そうである。
そこで、リアについてはサテライト型のスピーカーを高い位置に設置しようと考えている。
これにより、フロントのツイーター・自分の耳・リアのサテライトスピーカーが一直線に並ぶようにレイアウトできたら良いなあと思う。

その他

ジムニーの車内はうるさいw
まあ所詮は軽自動車なので高級車のような静音対策は最小限である。
そこで、可能な限りの静音化対策をしようと思う。
但し金属製の制振材のべた貼りは避けようと思う。車両重量の増加によってジムニーの運動性能が損なわれるのを避けたい。
軽量な吸音スポンジなどで対応したい。

以上をまとめるとジムニーの音場整備計画(大袈裟)は、

  • フロント側はウーファーとツイーターのセパレート型
  • リア側はサテライト型
  • サブウーファーを設置
  • 軽量な静音対策

とした。

今後、この整備計画の内容を実行した結果を以下に追加する。

ジムニーのフロントスピーカー交換(選定~段取り編) 

ジムニーのフロントスピーカー交換 Day1(敗北編)

ジムニーのフロントスピーカー交換(魔改造編)

ジムニーのフロントスピーカー交換 Day2(完結編)