2011年4月6日水曜日

子供たちの震災支援活動について(いい話だ)

今日の夕方、MX(だったかな?)のニュースを見ていたら、被災地にランドセルを送る活動のレポートをやっていた。

「株式会社 協和」と言うランドセルメーカーにて「がんばれ!被災地のこどもたち!!みんなでランドセルを贈ろう!」と言う活動をしている。
(現在、不要になったランドセルの募集は終了。募金は継続中)

レポートでは、全国から集められたランドセルを工場の中でおばちゃんたちが一所懸命にキレイにしているところが映っていた。

全国から贈られたランドセルには子供たちの手書きの手紙が添えてあった。
そして、キレイになったランドセルのフタの裏(よく時間割を入れておく透明な箇所)に、子供たちの手紙を入れて送り出していた。

インタビューでは「子供たちの『自分たちも何かしたい』と言う気持ちが充分に伝わり、その気持ちを届けたい」と言っていた。

この会社は既に新品のランドセル3,000個を被災地に送ったそうだ。
(追加:イオンは新品のランドセル約12,000個を寄贈するそうだ)

。。。イイね、こういうの。

小学生による小学生のための震災支援活動としては一番良い活動だと俺は思う。

以前に、東京の小学生が校内や街頭で募金活動している様子をニュースで見た。
小学生による募金活動が悪いと言うわけじゃないが、こう何と言うか、空回りしている感じがする。

小学生の「自分も何かしたい」と言う気持ちは各世代中では一番強いのかもしれない。
ただそれだけに、子供たちは大したことができない自分が歯がゆいのだろう。

先日、町内会の回覧と一緒に、茶封筒にわざわざ印刷までされた募金袋が各家庭用に配られた。
こちらは、小学生の募金活動よりも、さらに上滑り、もしくは上っ面だけな感じだ。

重ねて言うが、募金活動がいけないと言うわけじゃない。
俺自身、大学生の頃、「あしなが育英募金」のボランティアで街頭募金をしたことがある。

ただ、今回の町内会の募金はコミュニティによる半強制であると言っても過言ではない。
募金袋を集める班長さんには各家庭からの募金の有無とその金額が全てわかるのである。

募金は「善意」によってのみ行なわれるべきであり、「お付き合い」でするものではないと俺は思う。

募金をする人は自分でするだろうし、そのための機会や手段は幾らでも存在する。
自らの意思で募金しない人や事情でできない人に対してまで、印刷済みの茶封筒を配布する必要は無いのである。
そうまでして、地域の自治会による実績が欲しいのか?と勘ぐってしまう。
(「歳末たすけ合い」募金や「赤い羽根」共同募金なども、各家庭に茶封筒が配られ「集金」される)


一方、国会内にある参院議員食堂では「被災地支援カレー」が好評だと言う。

参院議院運営委員会が「被災地のために何かできないか」と食堂側に要請したのだと言う。

福島県産のジャガイモとニンジンを使い、通常のカレーより50円安い500円で提供しているそうだ。
普段は1日数食程度しか注文されないが、支援カレーは毎日30~40食の人気なのだそうだ。

まず、食堂側に「要請」したのが気に入らない。丸っきりパフォーマンスだ。

もし食堂側が「福島産や茨城産の野菜を使ったメニューはどうでしょうか?」と言ったら、どうなるか?
「ただちに健康への影響はない」素材を使って調理したメニューを参院議員食堂に出せば良いのである。
(なお、ジャガイモとニンジンは放射線基準値による出荷停止とは無関係である)

さらに「通常は数食しか出ないカレーが連日大人気」なのも気に入らない。

風評被害に対する支援にはなるが、500円のカレーを食べて被災地支援をした気になっているのである。
さらに、周囲の人が「支援カレー」を食べているので、自分では他のメニューが食べ難くなっているのである。

本当に支援するつもりであるならば、普段食べている1,000円以上のランチを「普通」のカレーにして、その差額を「毎日」募金すれば良いのである。

「支援カレー食っているオレ、かっけー」
「普段はうまいもの食っているのに、カレーで我慢しているオレ、かっけー」

まさに、自己満足と自己陶酔と政治パフォーマンスの世界である。


子供たちの純粋な気持ちを以って、行動で示す大人はいないのだろうか。

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