2011年10月2日日曜日

AM/FMラジオ放送をPCで録音してみる(チューナー無しで)

今までに、いわゆるアニラジと呼ばれるWebラジオを良く視聴していた。

Webラジオの良いところは時間と場所にしばられないことだろう。
さらに、ゴニョゴニョしてPCに保存してから携帯音楽プレーヤーに移せば、屋外での視聴も可能となる。
まぁ、スマホでの直接視聴は可能だが、通信回線の状態に影響を受けるので、ストレスと手間のトレードオフだろう。

ところで、ふらっと思いつきで、NHKラジオの語学講座「まいにち中国語」を聞いてみようと言う気になった。
たまたま本屋でテキストが目について、手に取ってみると10月から新しく講座が始まると書いてあったからだ。
さらに、「さよなら絶望放送」がオールナイトニッポンRで復活するそうだ。

と言うことで、一般のラジオ放送を録音して、通勤電車内で手持ちの携帯音楽プレーヤーにて視聴する方法を検討した。

アナログな時代では「エアチェック」は普通に行なわれていた。
しかし今となっては、ラジオチューナーは無いし、テープデッキはまだ持っているが、音楽テープが入手できない。
音楽テープに録音できたとしても、今さら屋外でテープウォークマンをガチャガチャいじるのもアレだろう。(MDも同様)

また、パッケージされた商品も色々と存在した。
オリンパスの「ラジオサーバー」や、ラジオチューナー付きのICレコーダーだ。
まぁ、これならば世話は無いだろう。
ポンと買ってきて、アンテナを設置して、受信して録音すればMP3やWMAなどのファイルになるだろう。

だが、
  • けっこーなお値段である。
  • アナログで受信するのが「おもしろくない」。
ので、一般のラジオ放送をPCで視聴する環境をさらに検討した。


USBのラジオチューナーでも買えばよいのかな?とも思ったが、先に書いたように結局アナログで受信するのが「おもしろくない」。

と言うのも、現在、民放のラジオ放送は「radiko」での視聴が可能だからだ。
また、最近になってNHKも「らじる★らじる」と言うネットラジオを始めた。
これによって、新聞のラテ欄に掲載されている主要ラジオ局は全てネットでの視聴が可能になった。

さて、これらのネットラジオをPCにて録音する方法であるが、「radika」を使用することにした。
他にもネットラジオの録音ソフトは色々とあるようだが、NHKネットラジオに対応している点をポイントとした。

「radika」のインストールと、NHKネットラジオのチューナー登録は、どこかのHPに載っていたので、これらを参考にしてセットアップした。
動作確認として、「radiko」 と「らじる★らじる」が正常に受信できることを確認した。

続いて、radikaでの録音の設定であるが、メニュー[ツール]-[オプション]ダイアログ-[録音]タブにて行なう。
[録音フォーマット]にてフォーマット(WAV、FLV、M4A、MP3、AAC)が選択できる。
これは録音と同時にradikaにて、これらのエンコードを行なうと言う意味である。

今回は実験のためにWAV(PCM)にて保存することにした。
とりあえずWAVフォーマットで保存しておけば、後でどうにでもなると言う戦略である。

一応、最終的にはMP3での視聴を考えている。
radikaはMP3のエンコードにLAMEを使用している(ようだ)。
自分でWAVからMP3にエンコードした場合と、radikaがエンコードしたMP3との比較は後で予定する。

ネットラジオのエアチェック(?)は、アナログラジオのエアチェックと同様に、失敗したらそれまでである。
NHKの語学講座は再放送があるので1日3回同じ内容が放送されるが、その他の一般の番組にはこういったフォローは無い。
従って、予約録音の設定とテストは念入りに行なった。

番組予約(スケジュール)は、[スケジュールの追加]で行なう。
[単発予約]、[曜日予約]、[キーワード予約]が可能である。

[単発予約]と[曜日予約]では、録音の開始時間と終了時間を指定する。
この時、番組の前後が切れないように、予約時刻に多少の余裕を持たせるが、radikoでは[オプション] ダイアログ-[スケジュール]タブ内に[予約マージン]の設定がある。

この[予約マージン]には[録音開始マージン]と[録音完了マージン]を秒数で設定できる。
このマージン時間は全てのスケジュールに共通の設定である。
今回は[録音開始マージン]を30秒、[録音完了マージン]を20秒に設定した。

さらに、中国語講座の[曜日予約]スケジュールにて、予約時間の設定で、開始時間を10秒マイナスして、終了時間を10秒プラスした。

これにより、番組の開始時間に対して40秒、終了時間に対して30秒のマージンの設定となる。

この設定で、中国語講座を月-金 の5日間実際にエアチェックのテストをしてみた。

15分間の番組で、前後のマージンも含めて、実際に録音されたWAVファイルのサイズは約160MBとなった。

録音された5日間分のWAVファイルについて、EACのメニュー[ツール]-[WAVファイル処理]にて読み込むと、こうなる。

図1:WAVファイルの読み込み

続いて、メニュー[CUEシート]-[CUEシートの生成]を実行すると、こうなる。

図2:[CUEシートの生成]による無音箇所の検出

語学番組なので、無音箇所が多く検出されるw
実際に再生して確認すると、一番最初と最後の無音箇所が、番組の境界であった。

こうして、録音された5日分のWAVファイルについて調べてみると、番組の前後のマージンはそれぞれ、
  1. 開始時間マージン:33秒、終了時間マージン:26秒
  2. 開始時間マージン:32秒、終了時間マージン:26秒
  3. 開始時間マージン:32秒、終了時間マージン:26秒
  4. 開始時間マージン:32秒、終了時間マージン:26秒
  5. 開始時間マージン:44秒、終了時間マージン:25秒
となった。
設定の開始40秒(30+10)/終了30秒(20+10)に対して、大体5秒のオーダーでの誤差が認められる。

この誤差について、少し検証してみる。

PCの時刻はNTPにて合わせているので、大体電波時計並みの精度は出ていると思う。
radikaの予約時のタイマー動作はPCの時刻を元にしている(と思う)。

また、我が家はFTTHであるので、ネットワークの物理層レベルでの遅延は無視する。

一方、radikoやNHKネットラジオのHPでは、「時報は当てにするな」と注意書きがある。
ストリーミング時のエンコード/デコードに発生するタイムラグによるものだろう。
(まぁ、地デジの時報・時刻表示の問題と似たようなものだ)

さらに、radikaではストリーミングの保存のために受信パケットのバッファリングをしている(ようだ)。

従って、受信したラジオ番組上の時刻(仮想の時刻)に対して、現実の時刻通りにタイマー動作したために発生した誤差ではないかと考える。


このように、radikaによるネットラジオのエアチェックは、多少のクセ?はあるものの、実際の運用に耐えられるものと考えた。


【現状における問題点/検討課題】

  • ほぼ5日間、PCの電源は点けっぱなしw
  • 停電したらアウトw
  • NTTビルの施設点検や回線工事による回線のダウン

radikaによるエアチェックをOSのスリープ/復帰に対応させることで、外出時にPCが点けっぱなしという事態は避けられる。

エアチェックのスリープ対応は、OSの設定の確認、radikaの設定、動作テストが必要である。

また、停電への対応は、エアチェックをノートPCで行なえばよいのだが、よくよく考えてみると、ルーターやPON装置の電源がバックアップされていないので、停電からの自動復帰は可能だが、エアチェックの時間に停電しているとアウトである。

また、数ヶ月に1度程度の頻度で、平日の深夜にBフレッツ回線が数分間ダウンすることがある。
ま、家庭用サービス回線なので仕方が無いが、こうなるとお手上げであるw

2011年8月24日水曜日

イノウェイ事件にみる「スタンドアローン コンプレックス」(鬼女最強!)

グーグル先生の急上昇キーワードに、見慣れない人物の名前が挙がっていた。
どーやら、今話題のフジテレビの社員らしい。

この人が何をしたかと言うと、ツイッターでつぶやいた一言が鬼女さんたちの怒りを買ったようである。

そこからの展開がすごいw

フェイスブックの写真から、ベンツのボンネットに映り込んだわずかな景色から自宅の部屋を特定され、さらに、芋づる式に、視聴者プレゼントを横流ししてヤフオクに出品するなど、ネット上の記録が全て晒されてしまったw
(映り込んだ建物の画像解析など、ブレードランナーばりである)

この社員は全ての記録を削除したが、すでに全てキャプられていた。
(一度ネットに公開された情報は完全には消去できない)

ネットでは、
無駄に、情報収集能力と、経済力と、行動力と、購買力がある。
それが鬼女様なんじゃよ。敵に回すと恐ろしいねらーのなかでも、最も実力行使する方々じゃて。
との意見があった。同感である。

今回のフジテレビ社員への一連の追い込みを見ると、改めて、鬼女さまの恐ろしさが判る。

鬼女関連の記事を見るたびに、彼女らこそ「スタンドアローン コンプレックス」(独立した集合体)を地で行く存在なのでは、と思う。

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攻殻機動隊シリーズについて俺が好きなのは、こういう空気感と言うか「概念」や「状態」みたいなものに対する予測が割りと正確なところだ。

つまり、ネットで繋がっているのが当たり前の世界では、人々の考えや発想、そして行動原理までが「こうなる」だろう、と。

テクノロジー(電脳、義体化 etc.)に関する表現はSFとして楽しめるところだが、情報ネットワークが社会インフラとなった世界についての表現は、今は、リアリティとして感じられるところが、感心する。

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少し前になるが、「旧世代プログラマの弱点?」と「次世代プログラマの弱点」と言うブログの記事を読んだ。

要約すると、開発環境が便利になって、こんなヌルいプログラミングで良いのだろうか?と言う、漠然とした不安感みたいなことについて述べている。

例えば、ガベージコレクション(GC)が無い環境でプログラムを書いてきた人に比べて、GCが存在するのは当たり前の環境でプログラムを書いている自分(上記ブログの著者)を卑下しているようなものである。

「旧世代プログラマの弱点?」のコメントを見ると、若い世代に対する「テクノロジー」の使いこなし方について述べている。

これを見て「技術系の飲み会の話題だなぁ」と感じた。
ジェネレーションギャップをつまみに、「あの頃はぁ。。。」などど語るのである。

テクノロジーは今後も進歩する。プログラミングに関する状況はこれからも益々楽になるだろう。

で、ヌルい環境でヌルいプログラムを書くヌルいソフトウェア技術者になるのか?

それは違う。生産性が向上した分、他の事をすれば良いのである。

楽になった環境を当たり前の事として、何ら疑問に思わずに、それを土台・基礎として、さらに別の事を考えれば良いのである。

長い間プログラマを生業としていれば、様々なテクノロジーの変化を目の当たりにしているだろう。
だが、それはだたの歴史だ。史実を知っていたに過ぎない。

だから若い人たちは、そんな先輩たちにビビる必要は全く無いのである。

そして、ネットワークは社会インフラとなり、メモリーリークを気にしなくても良い環境で、全く新しいサービスを生み出すソフトウェアを書けば良いのである。

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この記事のタイトルからは、少し離れてしまったが、ここ最近の思うところを吐き出してみた。

2011年8月14日日曜日

トミカ博2011に行ってきた(息子と2人で初お出かけ)

先日、地下鉄のドア付近のデジタルサイネージwに「トミカ博 in TOKYO 2011」のお知らせが映っていた。

現在まもは小1なので、トミカの対象年齢(幼稚園児まで?)からは微妙に離れつつある。
そこで一応「トミカ博行きたい?」と聞くと「行く!行く!」と、すでにテンションはMAXw

そんなこんなで、まもと2人で初めてのお出かけとなった「トミカ博2011」について、記録しておく。


その1:準備するもの

・前売り券

今回、トミカ博の入場券は、会社の帰りに近所のコンビニ(セブン)で購入した。
前売りは大人も子供もそれぞれ100円引きなので、主に経済的理由で前売り券を購入した。

ところが、この前売り券が正解だった。

時間が前後するが、我々が会場を後にした12時ごろは、当日券を買う人たちがけっこー並んでいた。
入場するのに並んで、さらに入場してからも各アトラクションに並ぶのでは、結構大変だ。
ましてや、この8月の炎天下で屋外で行列するのはしんどい。

前売り券は期間中有効なので(日時指定ではない)、もし行く予定であるならば、購入を薦める。

・そして、充分なお金w

トミカ博の中は、一言で言うと遊園地と同じシステムである。

各アトラクションを楽しむためにチケットを購入する。
11枚綴りで1,000円、もしくは1枚100円でチケットを購入する。

1回のアトラクションの実行には、3~7枚のチケットが必要となっている。

今回我々は、最初に11枚綴りのチケットを買い、追加で2枚(200円)のチケットを買った。


その2:いつ行くか?

今回我々が行ったのは8/13(土)だ。期間中の2日目である。

この日にしたのは会社の休みの都合ではあるが、お盆期間中でもあるので都心の人口は少ないかな?と多少の期待もあった。

そして、時間は開場時間の10時に合わせた。

これは、JR武蔵野線で海浜幕張駅までの直行に合わせたためであったが、結果として、午前中の空いている時間に余裕を持って各アトラクションを回れたので良かった。

アトラクションの入り口に現在の待ち時間の表示があるが、最大10分程度だった。
もっとも、我々が帰るころ(12時位)には30分以上の表示となっていた。


その3:当日

さて、我々が海浜幕張行きの武蔵野線に1時間近く乗っていると、車内が段々混んできた。

我々の様な親子連れもいるが、車内は若い男女でいっぱいになった。
この状況を理解できなかった俺は「ひょっとして、トミカって大きなお友達にも人気があるのか?」と思ってしまったが、実は同じ日(8/13)に千葉マリーンスタジアムと幕張メッセの大きい方で「サマーソニック2011」があったためだった。

海浜幕張駅の外に出るとダフ屋が「チケット、チケット」と言っていた。
俺は「え?トミカ博のチケットって、そんなに人気あるの?」と勘違いをしていたw

会場までの途中で「トミカ博はこっち」とアナウンスしていたので、そこでようやく事態を理解したw
お兄さん、お姉さんの列から分かれると、トミカ博を目指す人たちは、親子連れだけになったw

会場に着き、前売り券2枚をスッと出して、我々はスマートwに入場した。

入り口で迷子ワッペン(布シール)が設置してあったので、ペンで記入して、まもに貼り付けた。
本人は少し嫌がっていたがw どうやら、小さい子と一緒にするな、と言うことらしいw

入場してしばらくは、今回のテーマである「緊急車両」についての展示が続く。
俺は赤色灯の付いている車両がけっこー好きなのだが、まもはあんまり関心が無さそうだ。

と言うよりも、早くアトラクションがやりたくてしょうがない感じだw
だから、チケットを買わないとダメなんだってば。
そこで早速、チケット11枚綴りとスタンプラリー台帳(200円)を購入した。

最初に「トミカつり」をやった。
お祭りの屋台みたいに、軟らかい鈎針のついた棒を使って、1分間でトミカを釣るのである。
まもは4台釣って、その中の1台(黄色いランエボ)をお土産にした。

次に、自分のトミカを作るアトラクションをやった。
車種と車体色と内装などを自分でコーディネートwして、最後に係りのお兄さんにカシメてもらい、1台のトミカが完成となる。

先ほど黄色いランエボをゲットしたまもは、赤いランエボをチョイスした。
内装は赤いシートを選択した。うん、レーシング仕様だw

係りのお姉さんの案内で各パーツを自分でピックアップする。
そして、お兄さんにパーツを渡して、専用工具でカシメて、赤いランエボが完成した。

お兄さんは、左右ドアの開閉テストw、ゆるいスロープを使った走行テストwをまもの目の前で実施して、それから手渡してくれた。

続いて、パトカーが緊急出動するアトラクションをやった。
長いスロープの先に回転しているルーレットがあり、3箇所の赤い枠内にトミカが入ればクリア賞がもらえる。
まもは2回目のトライで成功した。まもはけっこー興奮していたw
クリア賞として、金メッキされたRX-8をもらった。

それからスタンプラリーをやり、ゴールに持っていくと、台帳に貼るシールをくれた。

「さてそろそろ帰ろうか?」と言うと、まもは「え~もっといるぅ」と引き留め作戦に出た。

そこで俺は「だからお土産を買うんだってば」と言うと、「おみやげ!!」と一言残し、物販コーナーにダッシュした。
おいおい、そんなだから迷子シールが必要なんだってw

さて、アトラクションのゾーンからの引き離しには成功したが、ここからが本当の戦いだw
早速まもの「買って買ってアタック」が出たw

「そんなデカい箱のもの、電車で持って帰れないだろ」と、まもはいきなり大物から攻めてきたw
「今日は小さいものだけ」と俺は反撃した。

そんなこんなで、トミカイベントモデル(要するにイベント「限定品」)をいくつか購入した。
そして、ご近所にまもがトミカ博に行くことを言いふらしていたので、お友達用に缶入りキャンディを買った。

行列することも無く、レジにて会計を済ませると5,800円だった。恐るべし物販コーナーw

まもが「おなかがすいたぁ」と言うので時計を見ると12時だった。

「じゃあ駅前のロッテリアにでも行くか?」「うん」
と言うことで、我々は会場を後にした。


その4:おまけ

「帰りはどんな電車に乗りたい? 朝に乗った電車で帰るか、地下鉄で帰るか?」
「地下鉄に乗るぅ」
と言うことで、京葉線で新木場まで行き、有楽町線で帰ることにした。

京葉線では途中でディズニーランドなどを見つつ、新木場駅に着いた。

すると、新木場駅は混んでいた。大体13時半ごろだった。

人混みを見ると、美少女イラストのショッパーバッグを肩から下げた「大きなお友達」が大勢いたw

あぁ、そういうことか。
この期間、コミケ(C80)をやっていることは分かっていたが、東京ビックサイトと幕張メッセは無関係だと思い込んでいた。

ここにいる「大きなお友達」たちは、りんかい線で新木場まで流れ込んできたんだね。
この前、仕事でビックサイトに行った時はゆりかもめだったので、りんかい線のことは頭になかったよw

まもと2人で有楽町線に乗ると、車両の中には「大きなお友達」がちらほらいた。

中には、家に帰るまでガマンできなくて、戦利品のフィギュアらしきものを開けていた人がいたw
遠目だったが、髪色はピンクで肌色が多めだったw 作品名までは判らなかったw
まぁ、電車の中が空いていたから、うるさいことは言わないけどねw

戦利品を確認している「お友達」たちはちらほらいたが、さすがに「薄いけど値段が高い本」を広げている人はいなかったねw

2011年5月25日水曜日

結局出る杭は打たれるのか?(old schoolをなめてはいけない)

近頃の色々なニュースが俺の中で「なんとな~く」リンクしたので、少し書いてみる。

このエントリーが目的としているのは、未来予想でも、陰謀説の流布でもない。
俺の頭の中で、文字通り「なんとな~く」ピースの形がフィットしたことのまとめみたいなものである。

【その1】

「ダイヤモンド・オンライン」の「山崎元のマルチスコープ」の【第179回】2011年5月4日の記事「
ライブドアと東京電力は何がちがうのか?」を読んだ。

この記事の中で、
株式市場に関わる犯罪の前例を考えると、堀江貴文元ライブドア社長に対する量刑は異例に重い。
ライブドアのケースが「フェア」の範囲内だったかどうかは極めて疑わしい。
一方、世間常識的には、当時の堀江氏の言動は、既存の世間に対していかにも挑発的で、小さな過誤であっても、弱点があれば徹底的に叩かれておかしくなかったとは言える。
この点、彼はいささか世間を甘く見すぎたのかも知れないし、日本の社会を信用しすぎたのかも知れない。
と述べられている。

そして最後には、
結局のところはっきりした理由は分からないが、社会観察としては、ライブドアのような新興企業、あるいは当時の堀江貴文氏のような短期間での成功者と、東京電力のような古い名門企業のメンバーとの間には、暗黙の会員システムの会員(=東電)と非会員(ライブドア、堀江氏)のような扱いの差があるのではないか。
と述べられている。

実を言うと、ライブドアの一件については、俺も授業料を払ったクチである。
(もっとも、ポケットマネーのレベルだが)

株主にはIRレポートが送られて来るので、(当時の)事業内容とその推移を知らされている。
当時、大阪球場でホリエモンコールを叫んでいた若い衆よりも、俺は当事者だったのだ。

俺は常々思うのだが、IT関連のビジネスは錬金術化し易いと考えている。

つまり、
  • 無から有を生み出すことが可能(まさに錬金術)
  • ”持つ者”が不利となり、”持たざる者”が有利となる
  • 早いもの勝ち、やったもん勝ち(デファクト・スタンダード)
などと言えるだろう。

「無から有を生み出すことが可能」と書いたが、正確には、無と思われていた物、もしくは実体を持たない物に価値を与えることが可能と言う意味になる。

つまり、時間、空間、速度(スピード)、品質(クォリティ)の「違い」に付加価値を与えることである。

「そんなのサービス業の基本」と言われればそれまでだが、これらのサービスを提供するのが人間に依存したビジネスでは、人件費抑制のためのローコスト・オペレーションが最大のポイントとなる。

言うまでもなく、IT関連ビジネスではサービス提供の主体は、究極的にはハードウェアとなる。
しかもWeb2.0論で言われていた「チープ革命」により、高速・大容量なハードウェアの価格は下がる一方である。

しかし、IT関連ビジネスおいて人的要素を排除することが収益を上げるポイントではない。

今まで何も存在しないところに需要と供給を作り出すことで新たな「市場」が生まれる。
そしてその「市場」をコントロールする力を独占することで大きな収益が得られる。

これは、IT関連企業が新規サービスの「立ち上げ」と「拡大」に最大限のリソースを注ぎ込む理由である。

また、IT関連企業は特別な設備投資を必要とせず、小さな規模でビジネスをスタートさせることが可能であり、もしダメだったら、ユーザーにごめんなさいして、サービスをたたむことが「許されてしまう」のである。

さて、上記の記事を読んで、俺には最後の「暗黙の会員システム」のところが印象的だった。

【その2】

動画サイトに映画を無許可投稿、警視庁が初摘発」(日経新聞 5/24)と言うニュースがあった。

ネット上では「ニコ厨ざまぁ」「いいぞ、どんどん逮捕しろ」「ニコ動も取り締まれ」などの意見が見られた。

この記事やテレビ報道をどう見るか。
これはニコニコ動画に対するキャンペーンのひとつではないか、と俺は思う。

今後、著作権に触れる動画については、うp主が自ら削除するのではないだろうか。
これにより、ニコ動へのアクセス数が減少することは避けられないだろう。

俺は、最近ニコ動が”ちょーしこいてんなぁ”と感じることが増えたように思う。

最初に目に付いたのはテレビCMだった。
深夜アニメ枠以外では見たことはないが「ほぉ、ニコ動も番組スポンサーやるほどになったんだ」と思ったものだ。

次に気が付いたのはテレビCMの内容だった。
コンサートやミュージカルを主催すると言うものだったが、従来のチケットに相当する「リアルチケット」と、それとは別に「ネットチケット」を用意すると言うことだった。

これはチケットのネット通販のことではなくて、上演されるライブのネット中継を自宅のPCで視聴するためのチケットのことである。

これにより、興行の主催者は演目に必要な「時間」と「空間」の拡大に成功したのである。
そして、新たに拡大した「時間」と「空間」に値段を付けてサービスを提供したのである。

当初は「うまいこと考えたなぁ」と思った。
先にわざわざ「興行」と書いたが「従来の興行ビジネスの関係者(ステークホルダー)たちには、面白くない話しだろうなぁ」とも思った。

一般人の俺でも思いつく利害関係者たち
  • 一生懸命に設備投資したチケット販売業者
  • ライブ会場での物販収益に関連する人たち
  • パッケージ化(CD、DVD、書籍)の収益に関連する人たち
  • 一次使用、二次使用コンテンツを各種メディアに広告・宣伝する人たち
などなど。。。

そして、最近ではアニメ上映会などを「公式」チャンネルにて、有料/無料で実施している。
もちろん、時間と空間とクォリティに優れている方式は有償である。

上記のコンサートやミュージカルは、コンテンツ的には微妙であった。
どちらかと言うと、マイノリティの、マイノリティによる、マイノリティのためのコンテンツであった。

当時「な~んで、こんなしょぼいことやるかなぁ」と思っていたが、今にして思えば、メジャーなコンテンツを扱う際の実験(マーケティング)だったのではないだろうか。

技術的な課題の検討もあるだろうが、どれだけの人がお金を払って見てくれるだろうかと言う、文字通りのマーケティングリサーチだったのだろう。

このアニメ上映会は単なるアニメコンテンツのネット配信ではない。
ニコ動お得意のコメント共有機能によって、単なる視聴者から観客(になったような気)になるのである。
実際には存在しない空間を共有した気になるのである。


もしニコ動が空気を読んでいて、ライブドアの二の舞にはならないと考えていたら、上記のステークホルダーたち(既得権を持つ人たち)に少しずつでもお金を落としていることだろう。(保険だな)

ただ、メジャーなアニメコンテンツを使ってのビジネスは、ステークホルダーたちには面白くないのかもしれない。
「これ以上、おいしい事になる前にお灸を据えておこう」と言うのが、今回の逮捕劇に見る俺の考えだ。

【総論】

今回の逮捕劇は、従来のP2Pがらみの著作権侵害とは違う感じがした。
お昼のニュースにて、凶悪犯並みの扱いである。

これにより、
  • 犯した罪に対する(社会的)制裁がキツい
  • どちらもホリエモンが登場する
ので、俺の中で【その1】と【その2】がリンクしたのである。

俺には、著作権侵害のためと言う理由の向こう側に、ニコ動に対する「何か」が見えた気がした。
今後、ニコ動に対する「追い込み」はキツくなって行くのだろうか?
あるいは。。。

2011年5月22日日曜日

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

「魔法少女おりこ☆マギカ」の第1巻を読んだ。

うん、おもしろいね。

いわゆる「スピンオフ」としても、良くできた話しだと思う。(今のところ)
「まどか☆マギカ」の本編に対して、イイ感じに物語が絡んでいる。

どちらかと言うと、「かずみ☆マギカ」の方が「スピンオフ」色が濃いかもしれない。
いわゆる「外伝」的要素が強いと思う。
(舞台背景や各種の設定を共有して、全く別の話しとする)

例えばスタートレックの様に、「スピンオフ」作品に他のシリーズのキャラクターが登場する事がある。
その理由として、
  • ファンサービス
  • テコ入れ
などが考えられる。

「おりこ☆マギカ」では「まどか☆マギカ」のキャラクターが登場する。
それらのシーンではキャラクターの台詞が声優の声で脳内再生される。これはとても楽しいw

アニメ化された作品のコミックやノベルを読む時、これらの台詞が脳内再生されるのはとても楽しく、また、人の脳ってすげぇーなと思う瞬間でもある。

「おりこ☆マギカ」は「まどか☆マギカ」(本編)の内容を裏打ちする様に話しが進む。(今のところ)
まるで、同人誌にて元ネタの内容をフォローするような感じに見える。
もっとも、最近の同人誌はいかにエロ展開に持って行くか?がメインになっているがw

そう言う意味では「おりこ☆マギカ」は、非常に丁寧に内容が練られた「まどか☆マギカ」の二次創作的な存在とも言えるだろう。

と言うのも、「おりこ☆マギカ」は新しい物語を提示しつつも、「まどか☆マギカ」のキャラクターに深みを与えることに成功しているからだ。(今のところ)

従って、「おりこ☆マギカ」の読後に「まどか☆マギカ」を見ると、キャラクターたちが今までとは違った視点で見ることができるかもしれない。
キャラクターたちの「まどか☆マギカ」での行動や発言の意味は、「おりこ☆マギカ」での出来事が作用しているのでは?と考えることができるかもしれない。

「おりこ☆マギカ」は「魔法少女○○○☆マギカ」シリーズの世界観の展開に貢献していると思う。


。。。だが、しかぁし!

絵が怖いいいいい! すげぇーこわいw

ページをめくるのが怖いくらいだw
こんな感じは「ひぐらし」のコミック以来だw

「ぜってー、次のページで脅かされるはずだぁ」(ぺらっ)「うわぁきたーw」

作者の「ムラ黒江」って何者だ? 少しググってみたけど判らなかった。

「ひぐらし」のコミカライズは複数の人が書いているが、絵柄と言うか、顔芸と言うか、脅かし方が「ひぐらし」のコミックみたいで、すげーこわいw

決してダイレクトな表現ではないのに、精神的にじわじわくるw

頼むから、ほどほどにしてくれませんか? 夜に読むのが怖いからw


。。。となると、「マギカ」シリーズの「ほのぼの日常系」が読みたくなるねぇw

「エヴァ」じゃないけど、ほのぼの学園モノとかもアリかもしれないw


とりあえず、「おりこ☆マギカ」の今後の展開が楽しみだ。

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

2011年5月20日金曜日

震災4県の業種別GDP(ん?ちょっとおかしくね)

5/19(木)のWBS(テレビ東京)にて、東日本大震災後の漁業に関するレポートをやっていた。

要約すると、
  • 宮城県(知事)から、漁業(漁業権)の国有化・株式会社化が提案され、地元の漁協(組合)は反対している。
  • 地元の漁師(個人)は賛成/反対の両方の意見がある。
  • 概ね、震災被害の大きい人は賛成、被害が少ない人は反対。
  • 会社化により、安定した収入、雇用・後継者不足の問題解消が望めるため賛成。
  • 漁師には「苦労した稼ぎは全て自分のもの」の考えが強いので会社化は馴染まないので反対。
  • 参入した企業は、悪い時はすぐに撤退するので反対。
となる。

インタビューの中で、ある漁師が、
「会社員として漁をしたって、やる気がおきねぇ」
という意味の発言をしていた。

これは、良い時も悪い時も自己責任という個人事業主の考えに近いと言える。

レポートに出てきた漁師歴30~40年の大ベテランは、今までに”良い時”を最大にすべく個人の能力を磨く努力をしてきたのだと思う。

俺は当事者でも関係者でもないが、港や船を流され、海の汚染と風評被害、つまり”悪い時”が長く続くことが今後予想されるので、個人の努力が収入に直結する個人事業の「おいしい面」を期待するのは、しばらくの間は厳しいのではないかと思う。

一方で、宮城県(知事)の提案はある意味合理的だと、俺は思う。

つまり、漁業の国有化・株式会社化は、政治的な意味を抜きにして、漁業のコルホーズ(wiki)/ソフホーズ(wiki)化であるといえる。

旧ソ連のコルホーズ/ソフホーズと違うのは、
  • 政治的な意味(共産主義/社会主義)は無い
  • 政府による生産価格(出荷価格)の保護はしない
  • リソースの共同活用による効率化や生産性の向上
という点だと思う。

もっとも、風評被害への救済という意味では、政府による保護的な価格調整もアリだと思う。
但し、これは期限を決めてのことである。無期限に保護すると生産性の低下につながるだろう。

先に「合理的な」提案だと書いたが、これは、各種の支援策を個々の漁師や漁協に実施するのではなくて、集約された組織に集中して支援する方が効率的で無駄が無いと考えたからだ。

また、レポートの中で「漁業権の取得について、新規参入は難しい」とあり、漁業の株式会社化によって民間の資本の注入が期待できる。これは民間による間接的な支援でもある。
(もちろん、それなりのリターンは求められるが)

震災前から農業における共同会社化など、個人事業主ではなく会社員として就農するケースがあり、テレビ等でレポートされてきた。

今後、農業以外の第一次産業(今回は漁業)にも、資源を共同活用するために、コルホーズ的な組織化が進むのではないだろうか。


さて、VTRによる上記のレポートが終わり、画面はスタジオに戻った。
その後、コメンテーターによる解説が続いた。

その解説の中で、コメンテーターは1枚の図表を示した。それは「震災4県の業種別GDPの比率」であった。

グラフの左から右へ、第一次~第三次産業と並んで、右端には日本全体のGDPが記されていた。

このグラフでコメンテーターが言いたかったのは、グラフの左側の第一次産業(農業・林業・漁業)が、震災4県では日本全体のGDPよりも大きくなっており、第一次産業への支援が急務であるということだった。

うん、まぁ良い。
震災4県における第一次産業への支援の重要性を示すには定量的なデータであると言える。

だがしかし!

グラフを右にたどると、もう一つだけ、日本全体のGDPから飛び出た業種があった。

それは「電気・ガス・水道」であったぁあああw

先のグラフでは、震災4県が第一次産業に依存している割合が大きいことを示しているのだが、それと同じ割合で「電気・ガス・水道」の業種に「依存」しているのである。

意地悪な言い方をすると、天然資源に乏しい日本において、「電気・ガス・水道」を生産・消費する経済活動が、震災4県では日本のGDPよりも大きいのである。

少し考えれば判ることだが、「電気・ガス・水道」において、需要と供給が大きく変化することは考え難い。にもかかわらず、日本のGDPを越えるだけのお金が動いているのである。

俺は経済の専門家ではないが、これは歪な経済活動なんじゃないか?
実態を伴わない経済活動と言う意味では、バブルな経済活動とも言える(のか?)

これだけの経済活動に費やされるお金はどこから出てくるのか?
(たぶん、税金だろう)

これだけの経済活動に費やされるお金はどこへ消えて行くのか?
(立派な農道、市民体育館、市民ホール、町営温泉施設などなど。。。)


さて、最後になるが、先のグラフにて「農・林・水産」以外に、明らかに「電気・ガス・水道」がひとつだけピコーンと飛び出していたのだが、スタジオの誰ひとり、その事には触れなかったw

「華麗にスルー」とは、まさにこの事であったw

ネットでは、「マスコミと東電の陰謀説」が前から言われていたが、今日の出来事は、俺にとって、ちょっとだけそんな感じがした。

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2011年5月5日木曜日

「GE~グッドエンディング~」おもしろいねぇ(とりあえず今のところ)

関連記事:
いちご100%
「GE~グッドエンディング~」おもしろいねぇ(とりあえず今のところ)

「GE~グッドエンディング~」が道端に落ちていたので、拾ってみた。
第1巻から第7巻まで、一気読みしてしまった。

うん、とりあえず、ここ(第7巻)までは面白かった。

俺は週刊マンガ誌を読んでいないので、事前のインプットは全く無い状態で読み始めた。
読んでいるうちに、なんか、色々とデジャビュを感じた。

。。。おぉ、そうだ「いちご100%」だ、この感じは。

その1:読ませる心理描写

セリフとは別に、コマ内の丸ゴシック文字にて、登場人物の内面を読者に読ませる。
これはいわゆる少女漫画に多い表現手法である。

ここで気になって、作者(流石景)のWikiを見ると「やはり」女性であった。
「やはり」と言ったのは、「いちご100%」の作者との類似点を考えているからである。

そこで、作者が女性であることに起因すると思われる類似点について、以下に続ける。

その2:やっぱり「初めての人」は”特別な人”

「GE~グッドエンディング~」について軽くググって見たところ、ヒロインたちの処女/非処女について色々と騒動があったらしい。

「かんなぎ」の時と同様に、ヒロインが非処女であることが判明した際に熱くなった読者がいて、その読者たちが作者のブログに凸して、結果、ブログは閉鎖されたらしい。

いちご100%」にも書いたが、女性にとって「初めての人」は一生涯忘れられない存在なのだと思う。
それは、男の俺らがいくら想像しても決して理解できない事だと思う。

いちご100%」では、「初めての人」は”良い思い出”として機能した。その結果、あのような終わり方をしたのだと思う。

「GE~グッドエンディング~」では、「初めての人」は”悪い思い出”として機能している。
この”悪い思い出”とした事によりネット上では、色々と評判が良くないみたいだ。
「重い」「鬱展開」「昼メロ」「いま時の過激な表現の少女漫画を少年誌に持ち込むな」などなど。。。

う~ん、まぁ、たしかに直接的な表現や描写は無いものの、それをあえて?間接的な表現とする事により、より悶々とさせている点において、この作者は「うまい」と思う。

ほんの一瞬見てしまったモノによって、17歳の男子高校生が想像を広げて悶々とし、また、自分の想像によって苦しむのである。

うん分かるよ、その気持ち。俺の場合は18~19歳の大学1年の時だったがw

当時、この俺に初めて彼女ができた時、「彼女の過去は気にしない」とどれだけ理性的に考えても、やはり気になってしまうのである。
そして、彼女の過去についてなんて聞くことができる訳が無く、自分の想像に対して堂々巡りして、ひとり悶々としたものだ。

俺の場合、「GE~グッドエンディング~」におけるこの様な演出は”あるあるネタ”として理解できるが、”あるあるネタ”として感じられない人にとっては、多少厳しい表現かもしれない。

これは逆説的ではあるが、「GE~グッドエンディング~」では”悪い思い出”として表現することにより、だからこそ、「軽はずみな行動」への戒めとしているように感じられた。
(もっとも、予測不能な事象については判断が難しいが)

その3:進路について悩む(ポジティブなヒロインたち)

才能のある人、将来の目標を持っている人、夢を持っている人などが周囲にいて、それに対して何も持っていない自分が情けなくなり、焦るのである。

そりゃあ、自分の好きな人が「医師を目指している」のが分かったら、多くの人は卑下してしまうと思うよ。
もっとも、医師を目指しているのが好きな人じゃなくて、ただの友人だとしたら、卑下することは無くて、単に「すげぇー」となるだろうけど。

かつての月9ドラマみたいに、生活の中心が恋愛で「いつ仕事してんだ?」となると、これはラブコメの王道である。
いつの頃からか、学園ラブコメに進路をからめることで(多少の?)リアリティを出すことが増えたように思う。

いちご100%」も「GE~グッドエンディング~」も、ヒロインたちはポジティブだ。
そして、男子主人公はヘタレだw

俺も、高校2年の秋・冬あたりから、進路について悶々としてたよなぁ。。。
堂々巡りの「自己分析」。。。俺は何がしたいんだ?。。。って

その4:love affair(交差するラブビーム)

そしてマンガの場合、ヘタレ主人公は成長して行く。
努力を重ね、様々なことに悩み、乗り越えることで魅力的なキャラになっていく。

そして神様は意地悪であるw
好きな子のために努力をすると、その他の子にも魅力的に映るのである。
その結果、特定の人物に「ラブビーム」が集中するのである。
(ラブコメ的にはおいしい展開だ)

。。。逆に、キャラが立っていない奴には一生ラブビームは届かないのである。。。

もう一度言う、神様は意地悪である。

大学1年の時、高2の時のクラス会があった。
先に書いたように、当時、この俺に初めて彼女と呼べる人ができた。

当時、俺は彼女のために少しだけ努力をした。
もっとも、彼女のためと思っていたのは俺だけで、別に彼女に何かを言われたわけではない。

小さい頃からのデブキャラが嫌でダイエットをした。メガネの代わりにコンタクトをした。
この様なキャラ立ちをして、しばらく大学に通っていた。
まぁ、今に思えば、浅はかであるw

そこへ、高2のクラス会である。

もう一度言う、神様は意地悪である。。。

やり過ぎなくらいにキャラが立った俺に、信じられないことが起こった。
「ラブビーム」の集中砲火(クロスファイア)である。

天使と悪魔の囁きって、ほんとにあるんだな。マンガやアニメみたいだが。
もちろん、誠実な俺は悪魔の囁きに惑わされることはなかった。。。

「彼女持ち」の自分が、目の前の女の子をなるべく傷付けずにするにはどうしたら良いのか?。。。なぁんて言うことを、クラス会の間中、考えていた。

はぁあああ、完全に自己陶酔であるw

その5:総論

今のところ、俺の理解では、

いちご100%」-(パンツ)+(ヒロインのトラウマ)=「GE~グッドエンディング~」

となっている。

このように、「GE~グッドエンディング~」は、多少テイストや表現・演出が異なるものの、女性作家よる少年誌掲載の高校ラブコメとして、「いちご100%」と近い感じがした。

その他:

【良かったシーン】

・野外フェスでの告白

周囲の雑踏の中、二人の周りの空間だけが切り取られたようだ。
見開きページによる表現と、このページに持って行くコマ運びが絶妙。

・保健室でのキス

体育祭の雑踏の中、二人の周りの空間だけが切り取られたようだ。
(あれ?同じだw)
また、キスシーンまでに、二人の交差する目線のコマ運びが絶妙。
さらに、もう1回キスしたところw(合計2回)

いちご100%」では台詞で「この後3回キスした」と言うシーンがあった。

1回だけのドラマティックなキスではなく、複数回のキスという点がミソ。
より肉感的だと思うし、動物の本能wに訴える感じがする。

この辺りが、作家の男女差が現れている点の一つだと思う。

俺は、男性作家の考えるエロは”下半身が反応するエロ”であり、
女性作家が考えるエロは”脊髄が反応するエロ”ではないかと考える。

ネット上で批判している人たちは、脊髄反射や脳内物質が分泌する感じがして
”ヤバい”と感じているのではないだろうか?


さて、「GE~グッドエンディング~」はこれからどうなって行くのか?

全ての漢字にルビが付くようなw少年誌での連載なので、バッドエンドはちょっと考えられない。
もし少年誌じゃなかったら、バッドエンドのフラグが立ちまくりであるw
逆に、バッドエンドが回避できない程の現状であるw

この状況からグッドエンディングに持って行けるのであれば、大したものだw
今後が楽しみである。

関連記事:
いちご100%
「GE~グッドエンディング~」おもしろいねぇ(とりあえず今のところ)

2011年4月23日土曜日

「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

やっと終わったよ、何もかもw

2011年4月21日「魔法少女まどか☆マギカ」第10話、第11話、第12話(最終話)、TBSにて視聴終了。

東日本大震災の影響で11話以降が放送中止となったが、この日、3話連続放送となった。

これは「もしも」の話しだが、本来のスケジュール通りに放送されていたとしたら、第11話、つまり最終回のひとつ前が終わった時点で「えらい事」になっていただろうと思う。

それだけ第11話の「引き」が良かった。すごかった。
「えぇぇぇぇ、この後どうなるのぉ?」「1週間待てないぃぃぃ」となっていただろう。
ところが3話連続放送なので、2、3分ほど待てば最終回が始まったのであった。

これは製作者に同情する。
ツイて無いとしか言えないが、それだけ10話、11話の内容が良かっただけに残念である。
30分の尺の中で、計算されたコンテが見事だった。
まくし立てるのでもなく、間延びするのでもなく。実にテンポが良かった。

第11話で、何故まどかが「最強の魔法少女」の資質を持つのか?が明かされる。(ほぉう)

ここで意外な人物が登場する。
これまで魔法少女たちの世界で話しが進んできたが、まどかママと担任の先生(二人は友人)、つまり大人たちが出てきた。これにより、物語の世界観に対するリアリティが裏打ちされる。

そしてついに「ワルプルギスの夜」が始まる。

現実?の世界では「スーパーセル (気象)」の発生と認識され、一般市民は避難所に退避することになる。
(この辺りの表現が今回の放送中止の原因のひとつとなったように思う)

避難所の中で、覚悟を決めたまどかに対峙するまどかママ。
この辺は「フレッシュプリキュア!」におけるラビリンスとの決戦前夜みたいだ。

そして第11話の最後の「引き」にて、ついにまどかは決意する。

以前、「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4に、
「何らかの事情があってそのために魔法少女になる」ものと思っていたが、「まどかが魔法少女になること」自体が最大の山場になるのかもしれない。
と書いた。

さて、まどかは何を望んで魔法少女となるのかぁぁぁぁ?と、ここで11話が終わるw

もしこの時点で1週間引っ張られたら、俺たちはそれこそ1週間、悶々としたことだろう。

。。。で、第12話(最終話)である。

。。。うん、なんだろ。。。最近は、こういうのが流行っているのか?

決して、「まどか☆マギカ」の終わらせ方に不満がある訳ではない。
「そうキタかぁぁぁ、なるほどねぇぇぇぇ」と思った。

「最近は」と書いたが、「ハートキャッチプリキュア!」がこれに近い感じだった。

つ・ま・り、どういう事かと言うと、
  • 優秀なスタッフたちにより練り上げ、計算された物語である
  • ファンタジー(フィクション)とシリアス(リアリティ)のバランスが良い
  • 大きな矛盾も無く破綻せずに、物語が着々と積み上がって行く
  • けっこー、スケールの大きな話しになる(大きな風呂敷を広げる)
  • 最終回のひとつ前で、視聴者のテンションがMAXとなる
と言える。

そ・し・て、期待度MAXの最終回がどうなるのかと言うと、
  • 意図的に、物語のすべての伏線が回収されない
  • その結果、いわゆる「大団円」とはならない
  • かと言って、バッドエンドではない
  • 最終回のAパートとBパートの間で(大きく)時間が経過する
  • Bパートは日常を取り戻した後日談となっている
  • 時間の経過をはさむ事で、回収されなかった伏線は有耶無耶にされる
  • 「後日談」は続編の存在を匂わせている訳ではない
と言った特徴になるのである。

つまり、一言で言うと「モヤモヤする」のである。。。
圧倒的にスッキリ感が足りていない。。。

これは何故なのか?
恐らく、最終回のAパートとBパートの間で大きく時間が経過するので、物語の不連続性が気持ち悪いのではないだろうか。

学生の時、学祭で泥酔して、翌朝、介抱してくれた先輩の部屋で目が覚めた時、体調が優れないことよりも、記憶の中に不連続なところがあるのがもっと気持ち悪かった。

最終回のAパートとBパートの間でCMが入り、「少しの間、目を閉じていたら」全く別の後日談が始まるので、Bパートの最初では事態を把握するのにエネルギーが必要なのである。

そして、「ナンだカンだでちょっとイイ感じ」の後日談で、有耶無耶にされている気がするw
「全てを語らないことがスタイリッシュ」みたいな風潮?なのか?

例えば、エヴァ(TV版)の場合は「現場の破綻」が想像できるので、TV版の最終回は「まぁ、そんなもんか」と納得?もする。

また、ナデシコの最終回の場合は、尺の計算が間違ったものの、一所懸命に大団円に向けての努力が感じられた。その結果、まくし立てるようなBパートだったけどw


そう言えば同じ脚本家つながりで「Phantom ~Requiem for the Phantom~」も、モヤモヤする終わりだったなぁ。。。
ネットでもしばらくの間、最終回の是非?について色々と言われていたなぁ。
もっとも「Phantom」の場合はいわゆるバッドエンドだったけど。


恐らく、今この時、色々な人が色々なところで「まどか☆マギカ」についてのまとめや考察をしていることだろう。
最終回の作中のように、ピンク色の光の矢が日本中に降り注いで、色んな人たちがエネルギーを発していることだろう。(そしてピンクの矢は海外にも届いているだろう)

ハルヒ風に言えば、「まどか☆マギカ」についての「情報爆発」が起きていることだろう。

なにしろ、4/21の前夜祭?の時点で、1スレッド(1000レス)を消費するのに15分程度しかかからなかった程の勢いだった。
2ch専用ブラウザのオートリロードが追いつかない勢いだった。

俺はこのムーブメントw、もしくはビッグウェーブwを体感したことを幸せに思う。

最後にまどかの台詞で終わりにしよう。

「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。」

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

2011年4月14日木曜日

投資と投機と賭博の違い(自分の相場観を考える)

今日は、たまたま目に留まったメルマガの記事に少し考えさせられた。

それは(狭義の)システムトレードの人の記事「採用試験で投資と賭博について質問してみたところ、応募者の回答が予想以上に面白いことに」だった。

この記事は、
経済成長に投資活動は必須である一方、投資と投機の境界はもともと曖昧である。
また、投機性の高い取引は賭博とほとんど変わらない。
一方、世界の多くの国において賭博は違法行為である。
この状況について、次のうち自分の考えに近いものを選び、思うところを述べよ。

(a) 賭博と投機には明確な違いがあり、賭博を法で規制するのは理にかなっている
(b) むしろ投機と投資の違いを明確にすべきであり、賭博と投機をともに違法とするべきである
(c) むしろ賭博を合法化すべきである

と言う内容の質問と、その答え(解答例と著者のコメント)についてである。

記事中には「唯一の正解は無い。求人への応募者の相場観を見るための質問」とある。

記事中のこの箇所まで読んだところで、自分でも少し考えてみた。

自分の中での「投資」と「投機」については「雰囲気」で分けていた。

つまり、
  • 投機==博打(投機は博打のような経済活動である)
  • 投資!=投機(投資は投機ではない経済活動である)
と考えていた。
また、学術的でない一般的な書物でもこの様に書かれていると思う。

「経済活動」とは言うものの、最近では子供への教育も、金融商品や不動産などと同じレベルで「投資」と言われる。
(さすがに「子供への投資」とは聞くが「子供への投機」とは聞いたことがないなぁw)

では改めて「投資」と「投機」の違いについて考えてみると、上記の設問中にあるように、これらの境界は曖昧であると言える。

「手段」や「手法」の違いなのか、または「許容できるリスクの大きさ」の違いによるものなのか?

投資と投機は、同じルールが適応されるゲーム中では同じ手段で実行される。
また許容リスクの大きさは個々の問題であり、明確なしきい値は存在しない。

もしくはプレイヤーの持つ「射幸心の大きさ」wによる違いなのか?
そもそも、射幸心は定量化できないので、両者の違いの尺度には使えない。

。。。と、ここまでは、まぁ良い。

上記の設問は「投資」と「投機」と「賭博」の3つを横並びにして、さらに適法・違法の違いを議論の中に盛り込んでいる。

話しの次元数が増えたみたいで、ここでハタと考えてしまった。

この記事の中で著者は、幾つかの解答例から以下の視点でコメントしている。
  • 実体経済との関係がある/ない
  • 物質的な生産活動であるか否か
  • 健全な市場として、明快なルールが公平に適応されること
  • 偶然性が高い/低い

ひとつ面白かったのは、
(金融商品の取引は)たしかに物質的な生産はまったくしていませんが、娯楽としては機能しているからです。
デイトレードであっても、それによってワクワクドキドキがあったのであれば、それに娯楽としての価値は確かに存在します。
物質的な生産でなければ価値がない、という主張をするのなら、映画監督や漫画家やスポーツ選手の活動も同様に否定されなければならず、それはさすがに無理があるでしょう。
と言うコメントだ。

この中の「娯楽」と言うキーワードが、この話しを考えるためのヒントとなっている。

つまり、法規制(一定のルール)によって「娯楽化」できるか否かが、分岐点のようだ。

  1. 明確なルールが定義できない → 規制の対象
  2. ルールがフェアに適応されない → 規制の対象
  3. 「娯楽」のレベルを超えている → 規制の対象

1については、偶然性が高いもの(公営ギャンブル、パチンコ、宝くじ等)は法規制下で許可される。
偶然性が「非常に」高いもの(サイコロ、野球賭博など)は法規制により禁止される。

2については、イカサマ、八百長、インサイダー取引などが、法規制により禁止される。

3については、射幸心を「過度に」煽るものは禁止され、過度とならないように「調整」を受けて法規制下で許可される。(金額、景品、懸賞、確率、期待値などへの制限)

著者は記事の終わりに
少なくない割合の人間は、失敗のリスクをとって果敢にチャレンジする本能を持っています。
(中略)
賭博が法で規制されている理由は、おそらく賭博に入れ込みすぎて人生を誤る愚か者を事前に救うためですが、そのために重要なチャレンジ精神まで規制するのでは損失のほうが大きいでしょう。
としているが、この「チャレンジ精神」への言い換えについては若干違和感を感じた。

出典は忘れたが、
  • 自分でリスクをコントロールできる → 投資
  • 自分でリスクをコントロールできない → 投機
と言う定義があったかと思う。

この場合のリスクは狭義の「失敗」と言う意味ではなく、広義の「不確定要素」と言う意味だと思う。

東日本大震災の直後、個人投資家がオプション取引にて億単位の追証を発生させたと言う。

ネットでは「レバレッジの効かせ過ぎ」と簡単に片付けられていたが、自分の予想を超えた「不確定要素」が発生した際の対処は考えていなかったのだろうか?
「プロと呼ばれる人はヘッジしているはずだ」「素人が調子こいているからだ」と言う意見もあった。

いずれにしても「娯楽」の範囲を超えた話しであり、さらに、娯楽の範囲を超えることを「チャレンジ」と言うのか?と思った。

著者は過去の科学技術の発展から「失敗のリスクをとって果敢にチャレンジする」と言っているが、サイエンスやエンジニアリングでは、成果や失敗も含めての不確定要素であり、そのための努力がチャレンジだと俺は思う。

ちょっと、重箱の隅っぽかったかな。

まぁでも、色々と考えを整理できたと思う。

2011年4月12日火曜日

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

いゃっほぉー!「魔法少女まどか☆マギカ」放送日決定キターっ!!

TBS:4/21(木)27:00~ 第10話、第11話、第12話の、3話連続放送だっ!!

今、公式HPのアクセスが重いw

しかも、トップページや背景がうつバージョンになっているw

あと約10日で「まどマギ欠乏症」から開放されるのか?
それとも、全てを見終わった後に、何かが待っているかもしれないぃw

楽しみにしていよう。。。

追記:

伝説?のアニメ「キスダムR -ENGAGE planet-」がBS11にて再放送された。
すると、冒頭にて「昨今の情勢に配慮し一部映像を修正しております」とのテロップが表示された。

なん…だと…。

俺はオリジナルを見ていないので修正箇所がわからないのだが、ネットによると船の沈没シーンらしい。

他にも、映画「プリキュアオールスターズDX3」では津波が押し寄せるシーンがカットになったらしいし、「フラクタル」でもカットになったシーンがあったらしい。

「まどか☆マギカ」は。。。大丈夫だよな?

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

2011年4月11日月曜日

求む世紀末救世主(自警団がヒャッハー)

まったく、ひどいエントリーだ。

その1:福島にて

原乳の放射性物質の測定に際して、色んな産地(市町村)で混ぜた後に測定したところ、基準値を下回ったそうだ。

これに対してネット上では「風評被害を拡大させるだけ」「生産者と消費者の対立が酷くなる。政府が買い取りするなどをして、間に入るべき」「ここまで生産者が追い詰められているのか。何でもアリだ」などの意見があった。

原乳は乳飲料として直接摂取する他にも、加工品(バター、チーズ、脱脂粉乳)の原料となる。
そのため「もう外食できない」「国産の乳製品はもう買えない」などの反応がある。

昔、BSE問題で牛肉の産地を偽装した会社があった。(牛肉偽装事件
他にも、産地偽装に関係する事件がいくつもある。(産地偽装

何故、産地偽装をするのか。その理由は
  • ブランド品と非ブランド品の間の「裁定取引」によるサヤ取り
  • コンプライアンスとモラルの欠如
などが考えられる。

風評被害対策制度を悪用した詐欺、有害物質に汚染された製品の出荷など、もはや、企業・個人の性善説が期待できないほど、モラルが崩壊している。

しかも、今回の福島での原乳混合は行政が産地偽装の片棒を担いでいる。
例の「ただちに健康に影響がない」基準値を下回ることしか考えていないのだろう。

では何故、行政(県)がこんな事をしてしまったのか?
突き詰めれば、政府(国)の対応がグダグダの後手後手だからだ。

その2:岩手にて

とある港町にて、バールを振り回した火事場泥棒が、鉄パイプを持った自警団5人に返り討ちにあったそうだ。
自警団のリーダーは『おう、こんな奴、死体にして転がしておいても、今ならわからんだろう』と言ったそうだ。

うぉぉぉ、まさに、世紀末だっ!こぇー!
法治国家はどこへやら!まさに無政府状態だっ!

もうなんか、色々とおかしくなってきている。。。

その3:その筋の人たち

自分でソースを調べたわけではないが、阪神・淡路大震災の時や、今回の東日本大震災でも、震災の初期段階において、「その筋の人たち」が炊き出しをしたそうだ。

これはどういう考えに基いた行動なのだろう?
  • 義侠心?(任侠
  • 地域の治安維持w
  • にらみを利かせることで「素人は勝手なことすんなよ」と警告している
  • 当局へのアピール(今は大変な時なので無茶な事・荒事はしません)

例えると「非合法の州兵」みたいなものか。
無言の圧力により、治安維持活動に貢献しているw


福島も、岩手も、結局のところ、政府は存在してはいるが機能していないため、結果として、色んな意味で無政府状態になっている事に起因している。


結局のところ、「衣食足りて礼節を知る」と言うことなのだろう。全てにおいて。

上記の例は、衣食(最低限の生活)が足りていないと、まともな考えができない、と言う好例である。

震災の直後、「日本人の規律を守る姿勢」に対する海外の報道が多く見られた。
ネットでの反応は「日本では暴動や略奪は起きない」「人と違う事をすると疎外されるため」とあった。

清貧という言葉から連想されるように、俺は「衣食が多少足りなくても礼節を知る」のが日本人の気質だと思っていた。

だが正確には、”古き良き”日本人となるだろう。
俺がイメージするのは、俺の親の世代までだ。太平洋戦争の戦中・終戦直後世代の戦争経験者だ。

その下の団塊世代以降はダメだ。
ニュース映像で買い占め行動を映されているのが団塊世代の連中だ。
俺は団塊世代に対して良いイメージを持っていない。イナゴの大群と同等に考えている。


繰り返して言う。まったく、ひどいエントリーだ。

これが人の業だ。

これは、今日、この日、こんな事があったと言う記録だ。
それ以上でも、それ以下でもない、ただの記録だ。

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2011年4月9日土曜日

「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

「まどマギ欠乏症」も大分酷くなってきたようだw

昨日、再びAT-X版の第1話を視聴してしまった。

何故って?
だって、今まで1週間の楽しみにしていたのに、金曜日の夜がつまらなくなってしまったから。。。

まぁ、先週あたりから2011年春アニメがスタートし出したので、幾分、「まどマギ欠乏症」への慰めにはなっているが。。。
新年度スタートの時期なのに、これと言うインパクトのある作品が見当たらない。。。

ふぅ。自分でも書いていて、やや病んでいるのが自覚できる。。。

そんな中、「まどマギ欠乏症」の症状の緩和効果が期待される新薬が発売されたw(大げさ)

それが「オトナアニメ」Vol.20「魔法少女まどか☆マギカ」80ページ総力特集っ!!である。

アマゾンで注文すると自宅に届けられてしまい、3次元のうちの嫁に怒られてしまうのである。
そこで近所のTSUTAYAで購入することにした。
最初、コーナーを見渡しても見つけられず焦った。そして残り2冊を見つけ、キレイな方の1冊をレジに持っていく。
よかったぁ。お薬、手に入ったよ。ふぅ。

さて現時点ではまだ未読状態w wktkが止まらないっ!


ところで、「魔法少女まどか☆マギカ」オンリーイベント ~もう何も怖くない~ と言うものがあるらしい。
しっかし、何と言うサブタイトルだw

このイベントは、西又葵先生のツイートで知った。
先生自身も同人を出すらしい。カタログ用イラストがアップされていた。
このイラスト、西又顔?のまどか×ほむらなのであるw
うめ先生顔じゃないのに、しっかり魔法少女になっとるwすげぇーw
Navelの新作紹介のイラストみたいだw

イベント、きっと、盛り上がるだろうなぁ。
当日、会場は「まどマギ欠乏症」の人たちで溢れかえっていることだろうw

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(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
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(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
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2011年4月6日水曜日

子供たちの震災支援活動について(いい話だ)

今日の夕方、MX(だったかな?)のニュースを見ていたら、被災地にランドセルを送る活動のレポートをやっていた。

「株式会社 協和」と言うランドセルメーカーにて「がんばれ!被災地のこどもたち!!みんなでランドセルを贈ろう!」と言う活動をしている。
(現在、不要になったランドセルの募集は終了。募金は継続中)

レポートでは、全国から集められたランドセルを工場の中でおばちゃんたちが一所懸命にキレイにしているところが映っていた。

全国から贈られたランドセルには子供たちの手書きの手紙が添えてあった。
そして、キレイになったランドセルのフタの裏(よく時間割を入れておく透明な箇所)に、子供たちの手紙を入れて送り出していた。

インタビューでは「子供たちの『自分たちも何かしたい』と言う気持ちが充分に伝わり、その気持ちを届けたい」と言っていた。

この会社は既に新品のランドセル3,000個を被災地に送ったそうだ。
(追加:イオンは新品のランドセル約12,000個を寄贈するそうだ)

。。。イイね、こういうの。

小学生による小学生のための震災支援活動としては一番良い活動だと俺は思う。

以前に、東京の小学生が校内や街頭で募金活動している様子をニュースで見た。
小学生による募金活動が悪いと言うわけじゃないが、こう何と言うか、空回りしている感じがする。

小学生の「自分も何かしたい」と言う気持ちは各世代中では一番強いのかもしれない。
ただそれだけに、子供たちは大したことができない自分が歯がゆいのだろう。

先日、町内会の回覧と一緒に、茶封筒にわざわざ印刷までされた募金袋が各家庭用に配られた。
こちらは、小学生の募金活動よりも、さらに上滑り、もしくは上っ面だけな感じだ。

重ねて言うが、募金活動がいけないと言うわけじゃない。
俺自身、大学生の頃、「あしなが育英募金」のボランティアで街頭募金をしたことがある。

ただ、今回の町内会の募金はコミュニティによる半強制であると言っても過言ではない。
募金袋を集める班長さんには各家庭からの募金の有無とその金額が全てわかるのである。

募金は「善意」によってのみ行なわれるべきであり、「お付き合い」でするものではないと俺は思う。

募金をする人は自分でするだろうし、そのための機会や手段は幾らでも存在する。
自らの意思で募金しない人や事情でできない人に対してまで、印刷済みの茶封筒を配布する必要は無いのである。
そうまでして、地域の自治会による実績が欲しいのか?と勘ぐってしまう。
(「歳末たすけ合い」募金や「赤い羽根」共同募金なども、各家庭に茶封筒が配られ「集金」される)


一方、国会内にある参院議員食堂では「被災地支援カレー」が好評だと言う。

参院議院運営委員会が「被災地のために何かできないか」と食堂側に要請したのだと言う。

福島県産のジャガイモとニンジンを使い、通常のカレーより50円安い500円で提供しているそうだ。
普段は1日数食程度しか注文されないが、支援カレーは毎日30~40食の人気なのだそうだ。

まず、食堂側に「要請」したのが気に入らない。丸っきりパフォーマンスだ。

もし食堂側が「福島産や茨城産の野菜を使ったメニューはどうでしょうか?」と言ったら、どうなるか?
「ただちに健康への影響はない」素材を使って調理したメニューを参院議員食堂に出せば良いのである。
(なお、ジャガイモとニンジンは放射線基準値による出荷停止とは無関係である)

さらに「通常は数食しか出ないカレーが連日大人気」なのも気に入らない。

風評被害に対する支援にはなるが、500円のカレーを食べて被災地支援をした気になっているのである。
さらに、周囲の人が「支援カレー」を食べているので、自分では他のメニューが食べ難くなっているのである。

本当に支援するつもりであるならば、普段食べている1,000円以上のランチを「普通」のカレーにして、その差額を「毎日」募金すれば良いのである。

「支援カレー食っているオレ、かっけー」
「普段はうまいもの食っているのに、カレーで我慢しているオレ、かっけー」

まさに、自己満足と自己陶酔と政治パフォーマンスの世界である。


子供たちの純粋な気持ちを以って、行動で示す大人はいないのだろうか。

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2011年4月5日火曜日

「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)

まどマギ成分補給のために、AT-X版を視聴した。

AT-Xでは4/2から放送がスタートした。で、そのAT-X版第1話を先ほど視聴した。
お?ちょっと何かが違うかもしれん。

先日のニコ動で配信された第10話は、MBSでの放映後の短い間にもかかわらず各所で修正が入っていたので、AT-X版も先の地上波版よりも修正が入っているかもしれない。

気になったので、TBS版第1話を続けて視聴した。
動画部や背景について修正があるのかもしれないが、俺にはわからなかった。

俺が気付いたのは音楽であった。
TBS版では、冒頭の「ワルプルギスの夜」での「Magia」の再生速度がスローになっていたので、音程が低くなっていた。
他にも、マミさんの戦闘シーンで、「マミさんのテーマ」がやはりスロー再生になっていた。
また、最後の予告(エンドカード表示)のBGMもスロー再生になっていた。

AT-X版では、それぞれの音楽の再生速度は通常通りになっていたので、こちらの方がテンポが良い。
スロー再生だったのは「おどろおどろ感」を出したかったのかもしれない。

もし絵の方に修正が入っていたら、どこかの職人さんがキャプ画の比較画像を作ってくれるだろう。

現在我々は、第10話までの視聴が完了している。
そこで改めて第1話を見ると、色々と気付く点があった。

まどかに名前のことを言われたほむらが唇をかみ締めた理由。
当時は判らなかったが、第10話を見た後の今なら判る。

なぜ「魔法少女」であるほむらが「マスコットキャラ」に対して危害を加えるのかw
(「魔法少女もの」の前提条件から考えると当時は理解できなかった)

マミさんと対峙して、立ち去ろうと振り向くほむらの一瞬の悔しそうな顔。。。

これは若干同人ネタっぽいが、習い事のために帰ろうとする仁美の横で、さやかが「上條君のためにCDショップに寄りたい」と言った時の仁美の心境はどんなもんだろと想像してしまった。

。。。と言うわけで、AT-X版、TBS版と第1話を2回続けて視聴した。

一応、まどマギ成分が補給できた。。。でも、やっぱり物足りない。。。

たのむから、早くなんとかしてくれ。。。

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(ここで「東日本大震災」が発生)

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2011年4月4日月曜日

放射線汚染水が海にダダ漏れ(学生実験の思い出)

その昔、大学の学生実験(分析化学)で海水の成分分析をしたこどがある。

実験の最終結果は、サンプルの海水に含まれる成分とその濃度をまとめることだった。

後期からの実験に備えて、夏休みの終わり頃、男3人、友人の車に乗り込んで、早朝の福島のどこかの海岸でサンプルを採取した。

何故、福島の海岸でサンプルを採取したのか?

「東京、神奈川の汚い海水よりもキレイなところで採取しよう」
「海水浴場ではないキレイなところで採取しよう」
と、当時考えたのだと思う。若干、偏差値の低い会話・発想なのは否めないがw

友人の中に茨城県人がいたので、結局北上して福島まで足を延ばしたのであった。

採取した場所が河口の近くだったせいか、ナトリウムイオンと塩素イオンが少なめの薄い海水だった。

実際に分析すると、海水には色々な元素が含まれている。
貴金属(金、銀、銅、プラチナ)、鉄、コバルト、マンガン、ニッケル、亜鉛、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどなど。。。

結晶だったり、錯体だったりと、色んな形で色んな元素を析出させる。
大変だったが、とても楽しい実験だった。

もし今、同じ福島で海水の分析をしたら、大変なことになるだろう。。。
ウラン、ヨウ素、セシウム、もしかすると、プルトニウムなんかも検出したりして。。。

さらに今日、汚染水を海に放出したから、福島以外の海水も大変なことになっているだろう。。。

今年の学生実験は海水の分析をやるのだろうか?

俺たちの時は城ヶ島で採取した奴がいたが、まぁ、今やるとしても、日本海側の海水だろうなぁ。
関越走って新潟あたりで採取するのが妥当な線だな。

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モンハン番組「一狩り行こうぜ」がおもしろい(さすがは俺たちのテレ東)

モンハンのプロモーション番組である「一狩り行こうぜ」がおもしろい。

俺はモンハンシリーズを一度もプレイしたことがない。
そんな俺でも「一狩り行こうぜ」は見ているだけでもおもしろい。

番組のメインである「ガチ狩り」はMCチームとゲストチームによるガチンコ対決である。
4人1組でチームを組み、指定のクエストのクリアタイムを競う。

この「ガチ狩り」のガチはガチンコ対決に由来しているとは思うのだが、実際は、番組の出演者たちがテレビであることを忘れて真剣に(ガチで)ゲームをプレイしていることを指しているのだと思う。

しかも番組出演者たちは全員「いい大人」たちであるw
同じテレ東の夕方の番組みたいに、大人のお笑い芸人たちが小学生たちwとドッジボール対決するのではないし、番組自体、深夜の放送である。

つまり、ゲーム番組だからと言って、子供を全くターゲットにしていないのである。

しかし大人向けだとしても、パチンコ・パチスロ番組みたいに、お姉ちゃんたちの無意味な「うっふん」サービスは無いので、もし録画した内容を子供たちに見せたとしてもBPOににらまれる事は全く無い作りになっている。

俺は、この番組の制作者はクレバーだと思う。

子供に媚びるのでもなく、大人に媚びるのでもなく。
マニアに媚びるのでもなく、ゲームをしない人に媚びるのでもなく。
そのあたりの全ての「バランス」が絶妙なのである(褒め過ぎか?)

この「一狩り行こうぜ」のおもしろさは、突き詰めると、ゲーム自体のおもしろさであると言えると思う。
ギャラリーしているだけでおもしろいゲームと言うのは、そうそうあるものでは無いと思う。

先日「.hack//Quantum」OVAの第1話をMXで見た。
話しの内容はともかくとして、「MMORPGってのは、思ってた以上にめんどくさいものだなぁ」と感じた。

MMORPGと比べて、モンハン(PSP版)は全てのサイズが「ちょうどいい」のである。
顔が見える範囲の4人で、face to faceであれこれ言いながら、10~20分くらいの間、盛り上がれるのである。

この仲間うちでワイワイ楽しくやっている感じをTVショーとして見せるにはどうするか?

現実はPSP4台をつき合わせてプレイしているので、当人(4人)以外の周囲の人間がギャラリーするのは困難である。
そこで、4人のプレイを録画して、編集とナレーション(きたえり!)によって、周囲の空気感も含めて実況しようとしている。

知識の無い俺でもギャラリーしていて楽しめるのは、ナレーションと、間に挟まれるちょっとした解説のおかげである。
先に、番組制作のバランスが良いと書いたが、この辺も、一見さんお断りのマニア向けでもなく、ハードルを下げ過ぎて逆に回りクドいのでもなく、ちょうど良いのである。

「一狩り行こうぜ」4月延長!と言っていた。できれば、長く続いて欲しいなぁ。。。


先日、高校時代の友人であるイシカワに会ったとき、家族でモンハンやっていると言っていた。
イシカワのところは、既に2人の子供たちはJK(!)なので、家族でモンハンやったら楽しそうだ。
ちょっとイシカワがウラヤマシイw

うちの場合、まもが幼稚園児なので、まだ無理っぽいかなw
でも、家の中にPSPが4台あるのって、今は普通なのかぁ。。。w

2011年4月3日日曜日

「まどマギ欠乏症」(俺もだ)

震災関連のエントリーに食傷ぎみなのは「江頭2:50△(エガちゃん、すげぇよ) プロジェクトを成功させるためのFEMA論」の頭にも書いた。

そろそろ、サブカルネタのエントリーが書きたいと言うパッションはあるのだが、肝心のネタが乏しい。

そんな中、「まどマギ欠乏症」と言うワードが目についた。

pixivの絵師たちが、まどマギ成分の不足のために「まどマギ欠乏症」となり魔女化しているそうである。
そのため、魔女化した絵師たちがpixivで公開するイラストの内容が大分病んできているそうである。

中には(ネタ的に)意味のわからないイラストもあり、事態は深刻のようだw

「まどマギ欠乏症」は、特に「魔法少女まどか☆マギカ」第11話の放送が休止されて以降、急激に患者数を増やしている。
また発症例は日本国内に止まらず、海外での発症も多数確認されている。

もしこれが本当の病気であるならば、「事態を重く見た厚生労働省は…」などとニュースになりそうな勢いである。

サブカル分野の疾患で、最も臨床研究が進んでいるのが「釘宮病」(アンサイクロペディア)である。

このままの状態では「まどマギ欠乏症」は「釘宮病」に迫る疾患になるかもしれない。
「まどマギ欠乏症」の早期解決のために、関係各位の迅速な対応が望まれる。。。

たのむから、早く何とかしてくれ。。。

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江頭2:50△(エガちゃん、すげぇよ) プロジェクトを成功させるためのFEMA論

ここのところ、地震関係のエントリーばかり書いていて、いい加減、自分でも食傷ぎみであった。
でも、震災直後にエガちゃんがとった行動は、マジで尊敬だ。

細かいことは面倒くさいからここでは書かないが、ググればわかると思う。
放射性物質が飛び散っている時に、いわき市の老人ホームに、文字通り体を張って物資を届けたのである。

ネット上では「売名行為だ」「安全な所から金だけ送って『応援している』奴らは見習え」などの意見があるが、エガちゃんが実際にとった行動に対してのみ考えるのであれば、これらの意見は的外れであり、物事の本質を捕らえていない。

エガちゃんは、必要な時に、必要な物を、必要な場所に、的確に届けることができたのである。

つまり、これをひとつのプロジェクトだと考えれば、
  • 情報の収集
  • 情報の分析
  • 計画立案
  • リソースの手配(人、物、金、手段など)
  • 実行
などが、全て正しく機能した結果、プロジェクトの成果が得られたのである。

これらを短期間のうちに実行できたことは、エガちゃん本人や周囲の関係者が冷静な判断を下せるクールな頭を持ち続けたためでもあろう。

熱い気持ち(パッション)は、行動のきっかけやモチベーションの維持に必要だが、今回の例では「緊急通行車両確認証明書」を手配するなど、プロジェクトの成功に必要な「段取り」を計画するだけの冷静さが必要である。
アドレナリンが噴き出す状況下であってもクールでなければ、気持ちだけが上滑りするだけである。
「熱いハートとクールな頭」とは良く言われることだ。

そして、これらの事を短期間のうちに実行できたことこそが最大のポイントである。

アメリカには「FEMA(Federal Emergency Management Agency)アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁(wikipedia)」と言う機関がある。
ハリケーン・カトリーナの際のニュース映像でもよく見かけたし、フィクションでは「Xファイル」にも出てくる。
少し前になるが、ディスカバリー・チャンネルでFEMAが現場を仕切るドキュメンタリーも見た。

世代的に判り難い例えかもしれないが、このFEMAは要するに「サンダーバード1号」なのである。

いち早く現地に駆け付けて、現地対策本部を立ち上げる。
そして、あらゆる状況に対して冷静な判断と的確な指示を「素早く」出すのである。

緊急事態下では、全ての事象において「正確さ」と「スピード」が要求される。
これらはトレードオフできない。どちらも必要なのである。
そして、FEMAのような人たちはストレス下における「正確さ」と「スピード」に対する訓練を積んでいる。

映画「ボルケーノ」では、主人公(トミー・リー・ジョーンズ)がそれこそ臨機応変に現場を仕切って、困難な状況を乗り切っていく様子が描かれている。
超人的な能力を発揮するスーパーヒーローではなく、訓練を積んだプロフェッショナルが等身大の人間として、自然災害(またそれに起因する二次災害)に立ち向かっていくのである。

ここでFEMAの例を持ち出したのは理由がある。
連日報道される政府の対応のグダグダっぷりに、俺を含めた国民が呆れているのである。

但し、俺は民主党だけがマズいとは思っていない。
政権交代前の自民党だったとしても大して変わらないだろうと思う。

要するに、統括的に危機管理を行なうプロフェッショナル・エキスパートがいないのである。

個々の組織(警察、消防、自衛隊、医療機関、電気、ガス、水道、通信など)では「それぞれの緊急事態」に対する危機管理体制があり、それらに対する訓練もあるとは思うが、連携が取れていないために非効率な運用となっている。
そしてその結果として、全てが後手となり、状況をさらに悪くしている。

地震、そして、その後の津波は、不謹慎かもしれないが、まぁ仕方ないと言うしかない。
自然災害だから、人知を尽くして備えるしかない。
ただ、その後の原発事故の始末の悪さは人災と言われても仕方ないくらいの場当たり的であり、その被害と規模はシャレにならない。

非常事態では現場にいるFEMAに権限が集約される。
軍や警察、消防、医療機関、民間企業もみんなFEMAの言うことを聞き、協力する。
また、情報の収集・分析のために、対象となる分野の学識者もFEMAに協力する。

これが日本の場合、「原子炉に詳しい」先生方はテレビ局のスタジオで原子炉の断面図を示して、原子炉による発電の仕組みから我々に解説してくださる(これは言うまでもなく皮肉だ)

ただ「そんな解説している暇があったら現地に協力しろ」とは言い難い。たぶん、役に立たないだろう。。。

先生方は、原子炉が壊れたら「どうなる」は判ると思うが、壊れたら「どうしたら良いか」については考えたことがあるのか疑問だ。

これは想像の範囲を超えないが、原子力学会?では事前の安全性については論じられているだろうが、事後の対策について研究している学者はいるのだろうか?
またその研究者がいたとしても、その知見が現場に届くだろうか?

仮に、事後の対策についての研究者が存在したとして、また、その知見が現場に届いたとしても、それを実行に移すにあたり「組織の壁」が邪魔をすると言うオチが容易に予想できる。

震災の初期の頃、ネット上では枝野官房長官を指して「日本のジャック・バウアー」と言われた。
危機的状況下で、孤軍奮闘する様がそのように例えられたのである。

ただし、本物?のジャック・バウアーは、文字通り目的のためには手段を選ばないのに対して、日本のジャック・バウアーは「超法規的措置」は(表面上は?)取らないのである。

今回のような大震災の場合、多少のことは目をつぶっても、もしくは事後処理するとしても、危機的状況を乗り越えるための行動力をもった個人・組織があっても良いのではないかと思う。

改めて考えると、エガちゃんをリーダー?とする「組織」が、物資を届けると言う「プロジェクト」を成功できたのは、冷静な判断に裏打ちされた行動力の結果であり、無理、無茶、無謀な行動ではないことが良く判る。
「許可書」を申請したり、コストコの上の人に話しをつけたスタッフ(たち)が優秀なのだと思う。

これでも俺はSEなので、プロジェクトの状態の良い時/悪い時を経験している。
カリスマリーダーだけのプロジェクトはうまくいかない。
また、優秀なメンバーを集めただけでも、うまくいかない。

各分野のエキスパートによる「全員野球」ができた時が最強だ。
これはリーダーシップとメンバーシップが相互に機能している状態だ。

但し、エガちゃんのプロジェクトの規模は1箇所の老人ホームが限度である。
これは言うまでもなく非難ではなく、事実である。

広範囲、かつ長期間に渡る支援を継続的に実施するには、FEMAのような組織を頂点とした大規模な体制が必要である。

日本版FEMA論は以前からあったようだが、結果として、間に合わなかったのが残念である。

阪神・淡路大震災、東日本大震災、と経験を重ねて、いよいよこれから日本版FEMAの設置に向けての議論が現実味を帯びてくるだろう。

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2011年3月26日土曜日

PM試験が延期になった

さっきIPAからメールが来た。

4/17(日)に予定されていた平成23年度春期試験が地震のために延期となった。

春期試験が延期となり「平成23年度特別情報処理技術者試験(仮称)」通称「特別試験」と言う名前で実施するそうである。こう言うところは「お役所」っぽいw

で、この「特別試験」は6/26(日)、7/10(日)となった。(予定)

実は俺は今度のPM試験に申し込んでいた。
対策本を買い込んで地道に独学していたが、ここのところのゴタゴタではかどっていなかった。

PM試験は6月になったので、正直、ホッとしている。。。
これから追い込みをかけねば。。。orz

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計画停電の詳細化(それでも、うちは停電しないだろう。。。)

計画停電の詳細化が発表された。
今日は卒園式(やっぱりうちは停電しないっぽい)」にも書いたが、計画停電の詳細化・細分化が進めば、うちの地域も停電するだろうと思っていた。

ところが発表された内容を見ると、1つのグループ内を県別にサブグループ化しただけであった。
1日2回予定されているグループはサブグループ単位で1回ずつの停電とするようである。

あぁ。。。詳細化・細分化ってそう言う意味だったのかぁ。

となると、俺が考えていたのは「精密化」と言う意味になる。実際に停電する地域が大雑把すぎるので、本当に停電させたくない重要施設のみを残して、それ以外をもっと停電させると言う意味に考えていた。

結局のところ、停電のON/OFFスイッチはでっかいままなのである。

ニュースを見てると、停電格差による不公平感が大きくなってきている。
最初の頃は「製造業の生産活動への影響が大きいだろうなぁ」とは考えていたが、最近では小売などで近隣の停電していない地域に客が流れているようである。
通りを挟んだ向かいの地域が停電していなければ、そちらで買い物をするのだと言う。まぁ、そりゃそうだわなぁ。これは、しゃれにならないなぁ。

いくら事前にアナウンスするとは言っても、本当に現在の方法が良いのだろうか?
日によって停電したりしなかったり、また停電する時間が朝、昼、午後、夕方、夜と変わったりと、停電すること以上に負担が大きいように思う。
公平感のためとは言え、本当にローテーションが必要なのだろうか?

もし技術的に可能であれば、居住地域と商業・工業地域で別計画にしても良いのではないだろうか。
商業・工業地域では停電する時間のローテーションを1週間、1ヶ月単位まで延ばして、午前、または午後の3時間停電する、とか。
もしそうなると「今週は午前中停電しているから、始業は午後から」となり、電力以外にも人の移動などの色々なピークが分散されるのではないだろうか。
そうすれば、サマータイム導入よりも、確実に社会のリズムが変化すると思う。
(ちなみに、システム屋の俺としてはサマータイムの導入は猛反対である)

いぜれにせよ、停電スイッチがでっかいままでは無理だ。
例え精度が悪いとしても停電の精密化を可能としなければ、停電格差による歪みが広がる一方である。

計画停電を長期化させるのであれば、現在の大雑把なコントロールでは何をどうやっても、いずれ破綻する。「みんなお互い様」「がんばれ日本!」とは言っても、我慢の限界を迎えるだろう。

と言うことで、停電スイッチがでっかいままなのが確認できたので、恐らく、今後しばらくは、うちの地域は停電しないだろう。。。

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2011年3月22日火曜日

今日は卒園式(やっぱりうちは停電しないっぽい)

今日はまもの幼稚園の卒園式だった。

幼稚園がある地域は第1グループ@埼玉である。
今日3/22(火)、第1グループは09:20~13:00に停電となる。

当初、卒園式は9時集合で午前中に終わる予定だった。その後、昼食をはさみ、午後は謝恩会となる予定だった。ところが、計画停電により午前中が停電となるため、全ての予定が変更となり、卒園式は12時集合、13時開始となった。

俺は10時に起きて「普通に」食事と身支度をした。
近くに住むばあちゃんが車で幼稚園まで送ってくれると言うので、俺とママとまもの3人で11時半過ぎに家を出た。

家から幼稚園までの間、「おぉ、信号が消えてる!」「ほんとだ!」、交差点に近づいた車同士がそろりそろりとお互いを伺いながら走行する。

12時少し前に幼稚園に着いた。幼稚園は停電していた。灯りは消え、エアコンの暖房も入らない。
父兄たちは卒園児たちとは別の教室で控えていた。

12時半を少し過ぎた頃、突然、教室の灯りがパァっと点いた。どうやら停電が終了したようだ。予定時間の約30分前の終了だった。

そして、卒園式と謝恩会は滞りなく終了した。

謝恩会の方は準備が大変だったようだ。当初は、昼食をはさんで、午後の時間たっぷりの予定だったのを、急遽短縮したのである。また、親子で食べる予定だったお弁当はおみやげになった。

ママは謝恩会の役員?をしているのだが、俺が「余震が怖いし停電もあるのだから、謝恩会は中止にしないの?」と聞いたが、含みのある言い方で、中止には「できなかった」そうである。

卒園式も謝恩会も良い式だった。会の最後の、職員全員、各先生方への花束贈呈と一人ずつのあいさつで、先生、父兄とも涙ぐんでいた。園児たちは飽きちゃったみたいだがw

そして、みんな教室に戻って最後のごあいさつ。

先生  「(ぐすっ)みんなぁ、今日で幼稚園は最後だよぉ。わかってる?」
女の子 「おなかすいたぁ」
父兄一同「(苦笑)」

みたいなやり取りがあった。

ところで、うちのまもはどうしてるかと見てみると、ひとりだけベソかいていたw

まぁ幼稚園の卒園式だから「先生ぃ、うわぁぁぁぁぁん」とはならないだろうと思っていた。
実際その通りで、園児たちは「別れ」をあまり意識していないようだったが、まぁさぁかぁのぉ、まもだけがベソをかいていたなんてw

そんなまもに思わず「プッ」と吹いてしまったが、担任の先生や俺の周囲のお母さん方がグスグスと湿っぽくなっていたので、笑いをこらえるのに必死だったよ。

まぁ、まもは感受性が高い、やさしい子なんだねw

。。。とまぁ、そんな1日だったが、最初に書いたが、今日俺は「普通に」身支度をした。

灯りの点いた洗面所で、湯沸かし器のお湯をためて髭をそり、整髪のためにドライヤーを使った。
交差点の信号は消えて、幼稚園は停電しているのにもかかわらず。

結局、今日もうちの地域は停電しなかった。
理由は「計画停電中なんだけど、うちは停電しないっぽい」に書いたが、やはり防災施設があるためだと思う。それ以外にはまず考えられない。
今日、ニュース映像ではなく、実際に消えた信号機を見てショックだったのと同時に確信した。

今後、停電エリアの詳細化・細分化が進めば、うちの地域内でも例の防災施設に無関係な地域も停電するだろう。

計画停電中にもかかわらず全く普段通りの生活が送れるのは、ラッキーを通り越して、もはや申し訳なく思えてくる。
ネット上でも、段々、停電差別、停電格差などと言われ、不公平の声が上がってきている。。。

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2011年3月19日土曜日

計画停電中なんだけど、うちは停電しないっぽい

「ヤシマ作戦」こと計画停電は来週以降も続行して、GW頃まで続くようである。

開始から1週間経過したが、うちの地域は1度も停電しなかった。
隣の地域にある俺の実家は、初日こそ停電しなかったが、2日目以降は計画通りに停電した。
他にも、うちの嫁(3次元)の地域でも、停電したりしなかったりと、色んな人たちが疑問に思っていた。

ネットにあった情報では、重要施設のある場所は停電させないようである。
計画停電きたー その2」にも書いたが、俺は、うちの近所の重要施設は保育園だと思っていた。

だが、重要施設の判断基準は少し違ったようだ。
つまり、
  • (色んな意味で)停電すると困る施設
  • 停電した後、復旧が面倒な施設
のようだ。

停電すると困る重要施設は、主にインフラ系と治安系と医療系のようだ。
インフラ系は、上下水道処理施設、清掃センター、都市ガス、NTTの基地局など。
治安系は、警察署、消防署など、医療系は入院設備のある病院などだ。

うちの近所に自衛隊の施設は無いが、基地や駐屯地、通信施設も含まれるだろう。
(まぁ、ある程度、自家発電で自立しているとは思うが)

で。肝心のうちの地域を改めて見てみると、あったよ、重要施設と思われるものが。

多分、近所の川の調整池施設のことだと思う。これは河川の増水時などに、水門の開閉により調整池をバッファとして、標高の低い地域への浸水を防ぐ役割がある。

うちの地域は近くの河川の水位と同じか低いところが一部ある。また低い地域は、地質に粘土層が含まれているようで水はけが悪い。
俺が中学の頃、1週間近く雨が続いた時に、中学校の隣の畑が水没して池になった。それからその池は2週間以上、水が引かなかったと思う。

この調整池はいわゆる防災施設ではあるが、今の時期や天候を考慮すると、まぁまず出番は無いだろうと思う。

これは俺の想像だが、調整池は水門開閉用のモーターや排水/汲み上げ用ポンプなどの簡単な設備で、いざとなったら手動や発電機でも代用できそうである。しかし停電にできないのは、恐らく、遠隔操作やモニタリングのためのシステム系の都合なのではないかと思う。

普段、近所の川の土手や調整池のまわりは、ジョギングや犬の散歩をする人たちなど、のどかなものである。
今、この調整池のおかげ?で、うちの地域は停電しないみたいである。

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2011年3月16日水曜日

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。

今週放送予定の第11話、関東、関西ともに放送中止になったそうだ。
最終話までの見通しも不透明である。最悪、打ち切りになるかもしれない。

電凸した人によると、内容に問題があり自粛したそうである。

となると、やっぱアレか、「ワルプルギスの夜」か。

あのディザスターな感じの表現がマズかったんだろうなぁ。。。
う~ん、どうも今期内の放送は難しそうだなぁ。。。つまり、打ち切りと同じ意味だな。

最終回が未放送となり伝説?になった「School Days」の前例もあるが、盛り上がり度、ファンへのインパクトでは「まどか☆マギカ」の方が上?かもしれん。

「School Days」の時はAT-Xのみだがオンタイムでの放送だったと思う。
「まどか☆マギカ」はどうするんだ?ネットで配信するのか?
にしても、今のところネットは地震関係の重要な情報インフラだから、やはりディザスターなことには自粛となるだろうなぁ。。。

1週間の楽しみにしていただけに、ただただ、残念である。。。

追記:2011.03.24

ニコニコ動画にて第11話が配信されるかもしれない、と言う噂が流れて、これはプレミアム会員への誘導か?とも言われていたが、結局、ニコニコちゃんねるでの配信は休止となった。

公式HPによると、今後の放送/配信休止のお知らせがアップされていた。
また、ツイッター公式アカウントによると、最終話までを4月中での放送を検討しているそうである。

。。。よ、よかったぁ。。。とりあえず、お蔵入りは回避されそうだ。

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

計画停電きたー その2

第1グループに属するうちの地域は、3/15(火) 15:20~19:00の間で停電するはずだった。

東京電力のプレスリリース「3月15日 第1グループ 計画停電のお知らせ」によると、停電対象地域が、栃木県、群馬県、千葉県、神奈川県、静岡県だったので、埼玉は停電しなかった。

あ、そういうこともあるのね。俺のイメージだと、第1グループ全部がバチンと停電するのかと思ってた。

で、東京電力の「3月16日(水)~3月18日(金)における計画停電の実施予定 具体的な計画」によると、
今後、3/16(水)、3/17(木)、3/18(金)の第1グループの計画停電の予定は以下の通りである。

  • 3/16(水) 12:20~16:00
  • 3/17(木) 09:20~13:00 ※ 場合によっては、16:50~20:30が追加される
  • 3/18(金) 06:20~10:00 ※ 場合によっては、13:50~17:30が追加される

う~ん、どうなんだろ?
色々とバランスを考えてのことだとは思うが、かえって混乱しそうな気がする。
曜日や時間帯の電力需給や、市町村ごとの電力消費量、日常生活への影響などを考慮してのことだろうが、ローテーションに慣れるまでのことなのだろうか?

交通機関も計画停電への対応として、徐々に運行区間や運行時間が延長されるようになったので、通勤などにあまりヒステリックにならずにすむだろう。

生活物資に関してはヒステリックな状況が続いている。パニックとまでは言わないが、買い占め行為などに対する不快感があちこちで聞かれる。

そして、少し前に静岡で震度6があった。これが今後どのような影響を及ぼすか不明である。

ネットでは「日本オワタ」「関東オワタ」「富士山噴火キター」「次は西日本」などと茶化してはいるが、ここのところ、地震、被災者、原発事故と、気が滅入るニュースばかりなので、若干自嘲ぎみである。

追記:2001.03.17 04:00

結局、うちの地域は計画停電による3/16(水)の停電は無かった。
となりの市は停電しているのになんでだろ?
同じグループであっても、市町村ごとにプライオリティでも設定されているのだろうか?

追記:2001.03.18 12:55

うちの地域は計画停電による3/17(木)の停電も無かった。

ところが、同じ第1グループの俺の実家では1日2回の停電があった。
2回目のは夕方から夜にかけての「場合によっては」の追加の時間帯だった。

17日は全国的に朝から冷え込んでおり、電力需要が高かったらしい。
そのため、夕方からの電力がヤバかったらしい。
鉄道会社にも節電のお願いが出たようで、帰宅ラッシュ時にもかかわらず、運行本数を1割減らしたそうである。

それでも、うちの地域は1日中停電しなかった。。。なぜだろう?

近くに市立の保育園があるからだろうか?それ位しか思いつかないなぁ。。。
乳幼児がいることだし、万一の際には避難場所にもなるしなぁ。。。

と言うことで、今のところ、日常生活に全く支障が無い状態である。

昨日からなながインフルエンザにかかっているのと、まもが連鎖球菌のせいで熱を出しているので、大変と言えば大変なのだが。。。

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2011年3月14日月曜日

電波時計が同期していない

机の上に置いてある電波時計の表示に気がついた。
1日以上、標準時間との同期が取れていないようだ。

あぁ、そうか。福島の標準時間の電波が停波しているんだ。この電波時計は東日本用モデルだった。

で、ちょっと調べてみると、どうやら福島原発の避難範囲に含まれているようで、そのために停止したようだ。俺は電力不足か電力供給経路の遮断かと思っていた。

まぁでも、標準時間は大事なインフラだから、そうそう止まらないようにフェイルセーフされているはずだ。
施設は山のてっぺんだから、津波は来ないだろう。地震で施設が壊れていなければ、そのうち復旧するだろう。

ただこうなると、一般家庭内でもNTPにて標準時間を管理するのも、意外とアリかもしれない。
屋内だったら電波時計じゃなくて、NTP時計でも良いかもしれない。

うちはNTPサーバーは立てていないが、各クライアントでOCNのNTPサーバーを参照するように設定している。
最近はNICTのNTPサーバーが利用可能だが、NISTとかtime.windowsとかは日本からだといまいちな感じである。

うちのブロードバンドルーターにDD-WRTを突っ込むとNTPサーバー機能が使えるらしい。
今のルーターは少し古くなってきたので、もしメインを退役した際には遊んでみるとイイかもしれない。

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計画停電きたー

「東日本大震災」の電力不足のため、計画停電(輪番停電)が実施されることになった。
リアルに、ガチで「ヤシマ作戦」の発動である。

1都6県+静岡、山梨の市町村を5グループに分けて、3時間程度の停電となる。

で、発表された内容を見る。

おぉぉぉ、うちのところ、1、2、4グループじゃないか!重複しとる!
しかも予定された時間を1日のスケジュールにするとこんな感じ(↓)


えぇぇぇぇ、空いているの13時だけだ!昼間は13時しか電気こないの?
実際どうなるのか、現時点ではわからないなぁ。。。

発表ではこの時間内の3時間程度とは言っていたが、自分の地域が複数のグループに重複していたらど~なんの?
どーせ、1日のうちで3時間程度だろ?停電をみんなで持ち回りましょ、程度に考えていた。
が、まさかグループが重複しているとは思わなかった。

しかも、原発がおしゃかなので、夏ごろまで長期化するみたいなことを言っている。
こーなると、けっこーキビしいなぁ。。。

追記:2011.03.14

結局、うちの地域では3/14(月)は終日停電しなかった。
市役所のHP、ならびに緊急の回覧板にて、詳細な区域のグループ割りが発表されていた。
それでも、うちの地域は1、2、4グループとなっていた orz

「大字」でざっくりしているから、実際どのグループなのか判らない。
実際に停電してみて「あ、うちはNグループなんだ」と確認しようと思っていたのにw

追記:2011.03.14 その2

3/15(火)の各グループの停電時間帯が変更になった。(↓)


ただ、うちの地域が1、2、4グループなのは変化なし。

追記:2011.03.15 12:00

うちの地域が第1グループであることがわかった。
従って、今日15日(火)は15:20~19:00の間で停電する予定である。

午前中、買出しに行っていたママによると、近隣の別グループの地域で既に停電になっていたそうだ。
俺のかかりつけの耳鼻科も、停電のため午前中休診だったそうだ。

買い物客が殺気立っていて怖かった、とママが言っていた。
明日、ななにはお弁当を持たせるそうだ。小学校の給食センターが停電で使えないからだ。
まあ給食を作れたとしても、各小学校への配送が難しいだろう。ガソリンも不足している。
既にセルフ式のガソリンスタンドは長蛇の列だそうだ。

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2011年3月13日日曜日

「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

「魔法少女まどか☆マギカ」第10話、もちろん例によって全裸で待機していたものの、TBSの放映はキャンセル。。。まぁ、仕方ないよね、「東日本大震災」には勝てないよ。

だから、今回だけはMBS版見てもイイよね?

と言うことで、MBS版の視聴終了。今回もすごかったぁ。思わず2回見ちゃったよ。

今回はテンション低いところから一気にグイっと盛り上がる感じ。

今回、何がすごいのかって、キャスト(声優)の芝居がすごかった。

こう言うと最近はすぐに「声ヲタきめえ」とか言われてしまうが、舞台、映画、TVドラマ、音楽、ライブ、何でも良いが、一人のプレーヤーのアクト/パフォーマンスを評価するのと何も変わらないのに、アニメ作品における声優に関してだけは「ヲタきめえ」となってしまうのである。
芸術と言うと持ち上げ過ぎかもしれないが、何かを鑑賞するのと何ら変わらないのである。とても残念に思う。

で、今回、ほむら(黒)役の斉藤千和の芝居が特に良かった。
まぁ、お当番回ということもあるが、先に書いた「テンション低いところからの盛り上がり」の連続性が良かった。

見た目の変化や行動の変化は画として表現されるが、そこに考え方や感情といった内面の変化を音声による芝居として載せることで、作品全体が完成する。

今回は画、脚本、芝居がみごとにシンクロしていた。また、今回の話は登場人物が少ないので、斉藤千和のパフォーマンスがキャストをリードしていたと言っても過言ではない。
(まぁ、例によって、多少作画が変なところはあるが、パッケージ版では修正されていることだろう)

中でも、友人を手にかけるシーンでの、体の奥から搾り出すような絶叫。。。良かったぁ。。。
多分、これに衝撃を受けて、もう1回見たくなってしまったのだろう。

う~ん、ネット上でよく言われていたこの脚本家の鬱展開の意味が、今回の話しで大変良く判った。
なんかベトナム戦争ものみたいだ。それを日常の中の非日常で表現して、さらに「魔法少女」をスパイスとする。

さて、手の内は(多分)見せてもらった。我々視聴者は(多分)全てを知っている(はずだ)。
この物語の終わらせ方が大変気になる。つまり、よーするに、次回が待ちきれない。

これだけの力量がある脚本家だから、最後までの計算はバッチリなはずである。
例えば、尻切れトンボだったり、まくし立てるような最終話のBパートだったりと、最後の尺が合わないとがっかりである。

これだけ期待しているのだから、俺をがっかりさせないでくれよ。

ところで、ニュータイプを久々に買ってみた。FSSっぽい感じだったからだ。
で、ページをめくると小さい四角のイラストが目にとまった。
「なんか気持ち悪い絵だなぁ。まるでイヌカレー空間みたいだ」と思ったら、本当にイヌカレーが描いた絵だったw

「さよなら絶望先生」でのファンタジーな感じが突き抜けると「気持ち悪さ」になるのかぁw
やっぱすげぇなイヌカレーw

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

2011年3月12日土曜日

地震すごかった(東京マグニチュード8.0っぽい)

「東北地方太平洋沖地震」すごかった。
人生初の震度5弱だった。さすがにビビった。

発生したのは午後3時前、俺はキッチンで洗い物をしながらTOKYO MXの株式市況を流し見していた。
もちろん生放送だから、キャスターの緊張した声が伝わってきた。

俺は立ったまま流し台につかまっていた。両手でつかんでいないと立っていられないほどだった。
小刻みに上下動しながら横揺れし始め、そのうち回転しだした。
テレビでよく見る起震車の動きにそっくりだった。
もしこの状態で下から強く突き上げられたら阪神淡路地震並みの被害だったと思う。
家の基礎ごとすべる感じで、家全体がぐるんぐるんと横揺れしていた。

ママはまもを迎えに幼稚園に行っていた。後で聞いたら、二人ともちょうど幼稚園の園庭にいたそうだ。
ななは小学校で授業中だった。これも後で聞いたら、みんなで机の下に隠れたそうだ。
色々な被害状況をニュースで聞くたびに、みんな安全な場所にいる時でよかったと思う。

埼玉だったので、震度5弱ではあるが電気、水道、都市ガスのライフラインはまったく問題なかった。

それから、ななが「耳が痛い」と言うのでママが耳鼻科に連れていった。
俺はまもとニュースを見ながら留守番していた。

午後4時過ぎ頃のNHKのニュースがすごかった。ヘリからの津波の生中継だ。

津波がどんどん陸地の奥へと進んで行く。少し引きの画だと、津波の先端がのぺ~っと広がって行く感じだが、カメラがズームで寄るといろんな物を飲み込んで行くのがわかる。
一見静かに広がっているように見えるが、大きなエネルギーを蓄えた存在であることがわかった。

津波は無人の車や人家を飲み込んで行くが、そのうちに田畑の中の道路に到達した。
そして津波は走行中の車に達した。。。と、その瞬間、カメラのフレームから外れた。
外れたと言うよりも意図的に外したのだろう。。。多分、見ていた人は「あぁ。。。」となっただろう。

そして、ななとママが耳鼻科から帰ってきた。ななは中耳炎だったそうだ。

午後6時を過ぎてくると、被害状況のレポートに加えて、都内の帰宅難民のレポートが増えてきた。
JRと東武鉄道は「もう今日は無理」と言っている。
となると、もし外出していたら、俺は確実に帰宅難民だった。

。。。それ以前に、もし前の会社で地震にあっていたら、きっとただではすまなかったと思う。

人が歩くと揺れる床、大雨で雨漏りする天井、壁の一部が積んだブロックと、耐震強度を語る以前の話しであり、ひょっとして建物ごと倒壊していたかもしれない。。。おーこわっ。
金曜日の午後3時なんて、バリバリ就業中だし。。。
日○電○の2号館にいた人たち、大丈夫だったかなぁ。。。

まぁ、体が無事だったとしても、あの場所からの帰宅は絶対無理なので俺は確実に帰宅難民となるだろう。
そして倒壊の恐れがあるあの建物で、余震に怯えつつ、寒さに歯を鳴らしながら一夜を過ごすことになっただろう。

政府の会見発表で「帰宅難民は無理に帰宅せずに会社にいろ」と言っていた。
以前に「震災時の帰宅マップ」が流行ったことがある。俺も一冊買ったと思う。

が、やはり夜間に初見の道をうろうろ歩くのは無理だし危険だ。
それにもし二次災害に遭ったとしたら身元が判明するのに時間がかかるだろう。
瓦礫を掘り返したら「誰?この人」となるだろう。

街の帰宅難民の様子を見てると「東京マグニチュード8.0」に似ている感じがした。
偶然に居合わせた人々がとる行動が、である。

タクシー乗り場に長蛇の列、道路をうろうろと歩く人たち、渋滞でまったく動かない道路、地下鉄銀座線が動き出した途端に人が殺到して混雑のために再び運転見合わせ、沿道沿いのコンビニではおにぎり・お弁当が品切れ、ファーストフード店は混乱を避けるために早々に閉店、ファミレスに入れない人々、などなど。

組織立った秩序があるわけでもなく、誰かの誘導があるわけでもなく、各人の判断でなんとな~く行動をしたくなってしまう。「東京マグニチュード8.0」の冒頭のシーンみたいだ。

この「行動したくなってしまう」のが問題だ。「安全な場所でじっとしている」と言う判断がすっぽ抜けてしまう。日頃から「避難場所」を確認しておくことが大事だと、今回良くわかった。

人々が「東京マグニチュード8.0」ほどパニクっていないのは都内が震源ではないからだと思う。
これがもし直下型の震源の真上だったら、アニメと同じ、もしくはそれ以上だっただろう。
朝にならないとわからないが、東北の方は大変な事になっているだろう。。。

とりあえず、ママが耳鼻科から帰ってきてすぐに、携帯の「災害伝言サービス」の使い方を教えた。

ツイッターを見ると、一応、人々の善意で成り立っている。
携帯の通話規制のために連絡できない場合でもネットにはつながり易いようだ。
普段とは異なるツイートであふれている。

一応「善意」としているが、間違った情報を善意で拡散している場合があった。
もし悪意を持って情報を拡散しているとしたら、それは「デマ」である。

阪神淡路の時みたいにFMラジオが聞けたり、「東京マグニチュード8.0」みたいにワンセグが見れたりと、やはり公共放送が受信できる手段を普段から携帯することには充分意味があることがわかった。

そんな中、NHKのテレビ放送をUStreamで生放送?生中継?したり、ニコニコ動画で、NHKとフジテレビのテレビ放送をネットで再配信するなど、興味深い動きがあった。

ニコ動はNHKとフジの承諾を得てやっている。またニコ動のアカウントが無くても無料で見られる。
ニコ動は「テレビが受信できる人はテレビを見てくれ。ネットしか手段が無い人に回線を譲れ」とアナウンスしている。

この協定?は平常時から締結していたのだろうか?それとも今回の災害発生のタイミングで両者が協議したのだろうか?
もし後者だとしたら、この素早い行動・判断に俺は敬意を表する。

普段放送局はテレビ放送のIP再送信についてぐちゃぐちゃやっていても、動画のネット配信のノウハウと設備を持っているニコ動の協力を断らなかったことは、ビジネスや法規制の枠を超えて、必要なことを必要な時にやると言う姿勢であると考えたい。

まぁ、ニコ動の売名行為とひねくれた見方もできるが、ここは素直にニコ動の男気を見せてもらったと思うことにする。

。。。というわけで、今回の地震に遭ってもブログなんか書いていられるのは、俺が家にいて、家族が無事で、家が壊れていなくて、ライフラインが問題なくて、東北・北海道に親戚・知人がいないためである。

今の時点で確認していないが、俺の両親と義理の両親はまぁ大丈夫だと思う。
唯一心配なのは、つくばの叔母さんのところである。茨城は全県で停電しているようだ。

関連記事:
地震すごかった(東京マグニチュード8.0っぽい)
電波時計が同期していない
計画停電きたー
計画停電きたー その2
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2011年3月5日土曜日

「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4

「魔法少女まどか☆マギカ」第9話、無事TBSにて視聴終了。
今回もMBS速報は華麗にスルーして、全裸で待機。もちろん、ネット上のネタバレ、感想ページも遮断。

おぉぉぉぉ。。。ついにさやか(青)がぁ。。。

実に淡々としていた。。。もっと「ぎゃああああ!」「ぐぇえええ!」とか大騒ぎするかと思った。
だが逆にその静かな感じが、逆らえない運命を表しているみたいだ。

そして、杏子(赤)がピュアだった頃の昔の自分を思い出す。そして死亡フラグが立つ。

まどか(ピンク)に対する追い込みもさらにキビしくなっていく。しかも自分の知らないところで。。。

さらに、キュゥべえに対して上から目線だったほむら(黒)はここに来て不利な立場になってしまった。

さぁて、段々材料がそろってきた。
まどかが「魔法少女になること」に対するエネルギーが段々たまっていく感じだ。

「何らかの事情があってそのために魔法少女になる」ものと思っていたが、「まどかが魔法少女になること」自体が最大の山場になるのかもしれない。今回のキュゥべえの台詞からそんな感じがした。

だが今のところ、何がこの物語のカタルシスとなるのか判らない。
多分だが、もしまどかが魔法少女になったとしても、視聴者はスッキリしないかもしれない。

物語の早い段階で「いい奴」が死んでしまい残された仲間がそれを引きずるというパターンに似ているとの指摘がネット上であった。ナデシコやガンダムSEEDなどのように。

だが。

「いい奴」が次々死んでいくパターンはまるでヤマトみたいだ。若い人には判らないかもね。

ヤマトは「男たちと戦場」でカタルシスを作りあげたが、まどか☆マギカは「少女たちと日常」で作りだそうとしている。まぁ、設定は非日常的だがw

ヤマトは多くの犠牲を払って地球(人類)を守ったが、まどか☆マギカは何を何から守るんだ?
いや、何かを守ることに意味(意義)は無いのかもしれない。

いゃあ、ほんと、残りの数話が楽しみだ。気になってしかたがないw

関連記事:
(第6話まで)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その1(たぶん)
(第7話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その2
(第8話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その3
(第9話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その4
(第10話)「魔法少女まどか☆マギカ」すげぇ その5

(ここで「東日本大震災」が発生)

「魔法少女まどか☆マギカ」この後どうなるの。。。
「まどマギ欠乏症」(俺もだ)
「まどマギ欠乏症」への対処(まどマギ成分補給)
「まどマギ欠乏症」への対処 その2(じゃあ、お薬出しておきましょう)

(第10話、第11話、第12話の放映日決定)

「まどマギ欠乏症」への対処 その3(事態は収束へ向かうのか?)

(第10話、第11話、第12話)「魔法少女まどか☆マギカ」すごかったネ(心地よい余韻とは何だろう?)

「魔法少女おりこ☆マギカ」おもしろいね(同時に、こえぇー)

2011年3月2日水曜日

地デジカテロ。。。

いつの頃からだろう。。。テレビ番組の冒頭に地デジカのテロップが入るようになった。。。はぁ。

よくエンコ職人たちの間で、地震速報のテロップのことを「地震テロ」とか言ったりするが、まさに「地デジカテロ」である。

しかもヤツは一番鬱陶しいところで出てきやがる。
アニメならばそんなに気にならないOPではなく、わざわざ本編の最初に出てきやがるw
もうこうなるとウザキャラ確定であるw

それまではそんなに地デジカのことを嫌ってはいなかったのだが。
こんなひんしゅくを買うような真似を、なぜ地デジカにやらせたのだろうか?
「地デジカテロ」のせいで地デジカの株は大暴落であるw

ところで。

俺が視聴しているJ22チャンネルでは「放浪息子」が放送されていなかった。
ところが最近になって「放浪息子」が映るようになった。
あぁ、BSフジ版かぁ。しかも地デジカがいない!やったね!

在京キー局版は軒並みダメだ。どうしても「地デジカテロ」にやられてしまうw
この状況は7月を過ぎるまで続くのだろうか。。。ったくw

「君に届け」のすごいところ

関連記事:
「放浪息子」のすごいところ
「放浪息子」のすごいところ その2
「君に届け」のすごいところ

まぁ、すごいところって言っても若干大げさな気はするが「君に届け」は背景がキレイだ。
動画部分は毎回作画の変化の幅が大きいのでアニメ的には微妙だが、背景はとてもキレイだ。

中でも空と雲の表現がイイ。
夕暮れ直前の一瞬、夕日が当たってピンク色になった白い雲と青い空の組み合わせがキレイだ。まるでエビアンのラベルみたいだ。

また、季節感を表現しているのもイイ。
例えば、秋ごろの午前中ぐらいの、白く薄い雲で秋の高い空の感じだったり、冬の夜空のキンと冷えた空気の感じとか。

ちょっと面白いと思ったのが、正午から午後の間の、太陽光線が真上から射している感じ。
日なたと日影のコントラストがハッキリクッキリ分かれているのだが、その境界線が青くにじんでいる。まるで光学レンズの色収差をわざと表現しているみたいに見える。

この「君に届け」における色収差のような表現に気付いてから、アニメにおけるリアリティって何だ?と少し考えてしまった。

良くある表現として、強い日差しの表現としてのレンズフレアがある。
これはマンガの表現としてもポピュラーであり、俺が覚えているのは高橋留美子の「うる星やつら」頃からだろうか。
マンガの場合、五角形や六角形をパァーっと書いてしまえば良いが、アニメの場合は面倒である。
実際には、このレンズフレアをCGで表現できるようになってから、アニメではポピュラーな表現となった。

だが、レンズフレアや色収差は光学レンズを通して見た際に発生する現象である。
つまり、テレビや映画のようにカメラの光学レンズ越しの画を見て「おぉ、それっぽい!」と感じているのであって、肉眼で見て感じとった物ではない。

「放浪息子」のすごいところ その2にも少し書いたが、自然現象(降雨、降雪、さくらの花びら、舞い散る枯葉、飛び散る火花、打ち上げ花火など)をCGで表現する際に重要なのは、いかに物理法則による振る舞い・挙動に近づけるか、と言うことである。
これはある種の計算機シミュレーションであり、CGのアルゴリズムの改良によって、より物理現象に近づいた表現となる。

ただし、自然現象のリアリティの追求と、光学レンズ越しのリアリティの追求とは、若干趣旨が異なるように思う。
自然現象はそれっぽく見えないと変であるが、レンズ越しのリアリティはテレビや映画の映像のように見えることを良しとする。つまりテレビや映画の中の世界である「擬似体験」をアニメ中にて再現することを目指していると言えるのではないだろうか。

これらの表現としてCGを用いることがある意味トレンドとも言えるが、「君に届け」がユニークなのは色収差の表現を背景画中の書き込みにて表現している点である。
この青いにじみを最初に考えた奴は頭イイね。

さて、火曜日の深夜は「君に届け」の後にTOKYO MXにて「フリージング」がある。
まさに「スーパーのとまみタイム」である。

今回の「君に届け」で、爽子の占いにて「人を呪わば穴ふたつ」と言う台詞があったw
かなりギリな感じで思わずクスっときてしまった。さすがに「いっぺん死んでみる?」とは続かなかったがw

しっかし今回の「フリージング」は、いつもに増して画面が真っ白だったw

関連記事:
「放浪息子」のすごいところ
「放浪息子」のすごいところ その2
「君に届け」のすごいところ